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『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』脚本家役ジュード・ロウ、哀しくもユーモラスな演技を見よ

レイニーデイ・イン・ニューヨーク
Photography by Jessica Miglio ©2019 Gravier Productions, Inc.

巨匠ウディ・アレン監督最新作『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』の見どころは、主人公のカップルを演じるティモシー・シャラメ&エル・ファニングだけではない。脇を固める豪華なアンサンブルから、今回はジュード・ロウが流れるようにセリフをまくしたてる本編映像をご覧いただこう。

イギリスを代表する俳優であるジュード・ロウは、『シャーロック・ホームズ』シリーズや『グランド・ブダペスト・ホテル』(2013)『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』(2015)『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)『キャプテン・マーベル』(2019)など多数の話題作に出演してきた。『リプリー』(1999)ではアカデミー賞&ゴールデングローブ賞の助演男優賞候補となり、英国アカデミー賞を受賞。『コールド マウンテン』(2003)でもアカデミー賞&ゴールデングローブ賞の主演男優賞候補となった。

本作でジュードが演じているのは、アシュレー(エル・ファニング)がインタビューする大物映画監督ローランド・ポラード(リーヴ・シュレイバー)と長年タッグを組んできた脚本家のテッド・ダヴィドフ役。新作の出来栄えに納得できず失踪したポラードを探すべく、アシュレーを連れて雨のニューヨークを探し回るさなか、妻の浮気現場に遭遇してしまうという不運な役どころだ。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク
Photography by Jessica Miglio ©2019 Gravier Productions, Inc.

テッドは監督の捜索中、妹と買い物に出かけているはずの妻コニーが、テッドの親友の住むマンションに入っていく姿を目撃してしまう。妻が出てくるまで車で張り込み、出てきた瞬間を狙って詰め寄るや、大きな声でまくしたてて問い詰めるのだ。展開はもとより、「妻が親友と浮気とは泣けるね。僕のアフターシェーブも妻も共有だ」という皮肉の効いたセリフは実にウディ・アレン監督作品らしい。必死ではあるが哀しくなりすぎず、ユーモアをにじませるバランス感覚の巧みな演技、言葉を次々に投げつけるセリフ術に注目だ。妻コニーを演じるのは、アレン作品には『それでも恋するバルセロナ』(2008)に登場したレベッカ・ホール

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』

大学生のカップル、ギャツビー(ティモシー・シャラメ)とアシュレー(エル・ファニング)は、ニューヨークでロマンチックな週末を過ごそうとしていた。アシュレーが学校の課題で、有名映画監督ローランド・ポラード(リーヴ・シュレイバー)にマンハッタンでインタビューする機会に恵まれたことがきっかけだ。生粋のニューヨーカーであるギャッツビーは、アリゾナ生まれのアシュレーに街を案内したくてたまらない。ギャツビーは自分好みのクラシックなスポットを巡る計画を練っていたが、2人の計画はまたたく間に狂い始め、思いもしない出来事が次々と起こる……。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク
Photography by Jessica Miglio ©2019 Gravier Productions, Inc.

出演者は『君の名前で僕を呼んで』(2017)のティモシー・シャラメ、『マレフィセント』シリーズのエル・ファニング、歌姫セレーナ・ゴメスという豪華若手キャスト。さらに『シャーロック・ホームズ』シリーズのジュード・ロウ、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)のディエゴ・ルナ、『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)のリーヴ・シュレイバーという豪華な顔ぶれが脇を固める。

映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』は2020年7月3日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開

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THE RIVER編集部THE RIVER

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