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実写版「パワーパフガールズ」やり直しの理由が明らかに ─ 「わざとらしくて現実感がなかった」

Powerpuff Girls パワーパフガールズ
© Cartoon Network 写真:ゼータイメージ

ブロッサム、バブルス、バターカップ。日本でも人気のカートゥーンアニメ「パワーパフガールズ」を初めて実写化するとして話題を集めていたドラマ「Powerpuff(原題)」の撮影が行われていたものの、パイロット版を撮影した時点で「やり直し」に陥ったというニュースに続報が飛び込んできた。

「Powerpuff」は、2021年秋の米CW局放送を目指してジョージア州アトランタでパイロット版(仮製作される最初のエピソード)の撮影が完了していたが、「やり直し(rework)」になったと伝えられていた。再撮影や追加撮影といった程度ではなく、まるまるやり直しになるということだから、大ごとだ。

この一報の時点で理由は明らかにされていなかったが、米CWのマーク・ペドウィッツCEOは記者からの質疑に応じ、「時として、ミスはあるからです」と事情を説明している。

「我々はキャストやライター、プロデューサーとワーナー・ブラザースのことは信頼しています。今回の場合、パイロット版がうまくいかなかった。要素はじゅうぶん備えていることはわかったから、もう一度やってほしかったのです。」

撮影を済ませたパイロット版についてペドウィッツ氏は「ちょっとわざとらしすぎて、あまり現実感がなかった」とその所感を語っている。「試したからこそ、分かることがあります。“一歩引いて、最初からやり直してみよう”と。今作は題材がパワフルなので、多くの注目を集めています。だからこそ、きちんとやりたくて」。

既報によるとこの実写ドラマ版では、少女だったパワーパフガールズの3人が「犯罪との戦いに明け暮れて子供時代を失った、失意の20代」として描かれるという。カートゥーンアニメ版でおなじみの少女たちの物語を大胆にアレンジした内容は、ファンから賛否両論を集めていた。キャストや製作陣は変わらず、ブロッサム役のクロエ・ベネット、バブルス役のダヴ・キャメロン、バターカップ役のヤナ・ペローにユートニウム博士役ドナルド・フェイソンらは続投。つまり、「大人になったパワーパフガールズ」の描写自体は変更されないと見られる。

また米The Hollywood Reporterなどの報道によると、どうやらこのドラマの脚本がネットに流出する騒動があったようで、その内容にはヒーローたちの性生活やヌードなど性的描写が含まれていたという。これについて尋ねられたペドウィッツ氏は、該当記事を見ていないとして回答を避けている。

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Source:The Hollywood Reporter,Deadline

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THE RIVER編集部THE RIVER

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