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ザック・スナイダー最新作『Rebel Moon』主演に『アトミック・ブロンド』ソフィア・ブテラが決定 ─ 近作に『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』など

ソフィア・ブテラ
ColliderVideo https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sofia_Boutella_2018_4.jpg Remixed by THE RIVER

『アーミー・オブ・ザ・デッド』(2021)のザック・スナイダー監督によるSFファンタジー大作『Rebel Moon(原題)』の主演に、『キングスマン』(2014)『アトミック・ブロンド』(2017)などのソフィア・ブテラが起用された。米Deadlineが報じている。

本作は、銀河の辺境にある平和なコロニーを暴君バリサリウスの軍隊の侵略から救うべく、謎めいた過去を持つ女性が、近隣の惑星から戦士たちをかき集めて立ち上がるという物語。スナイダーは数カ月間にわたって俳優陣との面会を進めており、最近になって主演候補者を絞り込んでいたとのこと。関係者によると、スナイダーはブテラの演技に感銘を受け、すぐに起用を決断したという。

『キングスマン』で注目されたブテラは、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(2017)でトム・クルーズと共演したほか、近年はマイケル・B・ジョーダン主演『華氏451度』(2018)やギャスパー・ノエ監督『CLIMAX クライマックス』(2018)、ニコラス・ケイジ主演の園子温監督作『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』(2021)などに出演してきた。

もともと本作は、『スター・ウォーズ』や黒澤明作品のファンであるスナイダーが、『七人の侍』(1954)にインスパイアされた『スター・ウォーズ』の新作企画としてルーカスフィルムに持ち込んだもの。残念ながら当時は実現しなかったが、スナイダーは独立した作品として企画を温めており、『アーミー・オブ・ザ・デッド』(2021)でタッグを組んだNetflixにて悲願を叶えることとなった。スナイダーとNetflixはファーストルック契約を結んでおり、すでに『アーミー・オブ・ザ・デッド』の続編企画も動き出しているため、本作のシリーズ化も視野に入っているものとみられる。

スナイダーは監督・製作・脚本・原案を手がけ、共同脚本には『アーミー・オブ・ザ・デッド』のシェイ・ハッテン、スナイダーの代表作『300 〈スリーハンドレッド〉』(2006)のカート・ジョンスタッドが参加。ジョンスタッドは原案も共同で担当した。製作には、スナイダーの妻で映画プロデューサーのデボラ・スナイダーほか。撮影は2022年初頭にも開始する見込みだ。

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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