『キャプテン・アメリカ』レッドスカル、MCU再登場の可能性は ─ 『アベンジャーズ/エンドゲーム』ロス・マーカンドが持論語る

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)で、インフィニティ・ストーンのひとつ、ソウル・ストーンの門番として惑星ヴォーミアにて亡霊のような姿で再登場したレッドスカル。続く『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で門番としての役割から解放されたレッドスカルは、再び世界征服を目論むヴィランとして復活するのか、はたまた、全く別の野望を抱いているのか。
ヒューゴ・ウィービングの後を継いで『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』でレッドスカルを演じたロス・マーカンドは、米Nerds4Lifeのインタビューにて、レッドスカル復活の可能性について明かした。
「もしレッドスカルが復讐心、あるいは野心を持っているのであれば、最初に彼がするのは、地球に帰ることなんじゃないでしょうか。あるいは、もしかしたら全く気にしていないのかも。僕は、無限の賢明さに加えて、痛みや苦しみに彼が呪われているところを想像するんです。おそらくレッドスカルは、あるレベルで見れば、もう(復讐や野望とは)無縁です。もう誰も征服する必要はありません。」
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)で登場したレッドスカルは、クリス・エヴァンス演じるキャプテン・アメリカに世界征服の目論見を阻止されている。それから『インフィニティ・ウォー』で登場するまでの間、レッドスカルの動向は描かれていない。
1942年が舞台の『ザ・ファースト・アベンジャー』から約70年を経たレッドスカルを演じるにあたり、マーカンドはアンソニー&ジョー・ルッソ監督から「ヒューゴが演じたレッドスカルに、少しヨーダっぽさを与えてほしい」と指示を受けたのだそう。「(『エンドゲーム』の)レッドスカルは84歳のイメージ。すでに幻影であり、幽霊のようなものなんです。僕たちが知っている極悪非道な野心のある男レッドスカルは、もういないんです」とマーカンドは述べている。

さらにマーカンドは、コミックに登場する破壊神“ギャラクタス”や、マーベル・ユニバースを監視する賢者“ウォッチャー”の例を挙げながら、「レッドスカルは必要な時のみ干渉するような世界の見張り人」になるのではないか……との想像を巡らせている。「ただし、彼が善と悪のどちらに力を行使するのかは興味深いところです」と独自の見解も加えている。
もっとも、レッドスカルの行く末を熱く語るマーカンドは、マーベルからの再演オファーについては「来ていません」と否定。マーカンド自身は再演に熱意を見せており、「元々、キャラクターはヒューゴのもの」と敬意を示しながら「もし彼の心が違う場所にあって、復帰を望まないのであれば、再び演じるのは光栄なことです」とコメントしている。ちなみにマーカンドは、レッドスカル役である以前に、自らもマーベル作品の大ファン。『エターナルズ(原題)』や『ドクター・ストレンジ』続編など、今後のマーベル・シネマティック・ユニバース作品を「めちゃくちゃ楽しみにしている」のだそうだ。
Source: Nerds4Life