ルーカスフィルムと面会の女性監督、『スター・ウォーズ』監督就任を否定 ― 『ゲーム・オブ・スローンズ』俳優は「出たい!」発言

2018年ゴールデングローブ賞のテレビシリーズドラマ部門で作品賞・主演女優賞を受賞し、第69回エミー賞でも主要部門を制覇したドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』で監督・製作総指揮を務めたリード・モラーノ氏が、『スター・ウォーズ』監督就任説を否定した。
事の発端は2018年1月19日、米The Hollywood Reporter誌が、モラーノ氏とルーカスフィルムが2時間半にわたる面会を行ったと報じたことだった。同誌は「リード・モラーノ、『スター・ウォーズ』次期監督なるか?(Is Reed Morano the Next ‘Star Wars’ Director?)」と記しており、米国メディアや映画・ドラマファンの予想合戦が行われていたのである。
しかしモラーノ氏は、このたびインタビューでこの説をあっさり否定。「ただのミーティングだったんです」と強調している。
監督は否定、『ゲーム・オブ・スローンズ」俳優は大はしゃぎ
モラーノ氏は、自身の監督最新作『アイ・シンク・ウィー・アー・アローン・ナウ(原題:I Think We’re Alone Now)』を引っさげてサンダンス映画祭に登場。出演者のエル・ファニング、『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011-)で知られるピーター・ディンクレイジと一緒に米IMDbのインタビューを受けている。
インタビュアーに「リード・モラーノ、『スター・ウォーズ』次期監督なるか、なんてタイトルの記事が出ていますけど……」と問われたモラーノ氏は、その事実を知らなかったのか、目を丸くして「えっ、怖い……ただの推測ですよ」と一言。この様子を横目に見ながら、おもむろにディンクレイジはドロイドのモノマネを始めると「あっ、オーディション中なんです」ととぼけている。
ともかく、大はしゃぎのディンクレイジとファニングをよそに、モラーノ氏は「幸運にも、キャスリーン・ケネディ(編注:ルーカスフィルム社長)とお会いしましたよ。すごく素敵な人で……」と説明を始める。しかしディンクレイジは、そんな彼女に向かって「スター・ウォーズをやってるの?」と“追撃”。するとモラーノ氏は、「やってませんよ! 噂を焚き付けないで!」と一言。「ただのミーティングだったんです、それしか言えません」と述べた。
ちなみにディンクレイジは、何の脈絡もなく「僕を出してくれよ!(I just want a part!)」と絶叫。どさくさに紛れて『スター・ウォーズ』への出演を希望してみせた。
果たしてモラーノ氏とルーカスフィルムの面会は何を意味していたのか、そして『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』やそれ以降の作品にディンクレイジが出演することはあるのか……。何ひとつわからないままだが、とりあえず3人が仲良しであることは間違いなさそうだ。
モラーノ氏が手がけた話題のドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』は、2018年2月28日(水)からHuluにて独占配信される。
Source: https://www.youtube.com/watch?v=SzWpiD35fgM
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