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ヒュー・ジャックマン主演、「ウエストワールド」脚本家のSFスリラーが米公開日決定 ─ レベッカ・ファーガソン共演

ヒュー・ジャックマン
Photo by Eva Rinaldi https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Hugh_Jackman_in_2019.jpg Remixed by THE RIVER

人気ドラマ「ウエストワールド」(2016-)を手がけるリサ・ジョイジョナサン・ノーランが、ヒュー・ジャックマン主演で放つSFスリラー映画『Reminiscence(原題)』が、2021年4月16日に米国公開されることがわかった。米Deadlineが報じている。

舞台は近未来、地球温暖化で街の大部分が海に沈んだフロリダ州マイアミ。ヒュー演じる私立探偵ニック・バニスターは、人々の奥深くに眠っている記憶を最新のテクノロジーで呼び起こす仕事をしていた。過ぎ去った日々、愛する家族やペットとの思い出などにアクセスするため、ニックは依頼人に質問し、本人の脳内に収まっている“過去”を取り出すのだ。ある日、メイと名乗る女性が、なくした“鍵”を探すため記憶の復元を求めて現れた。ニックとメイは恋に落ちるが、彼女は突如姿を消す。メイを追ってニックは記憶を紐解くが、そこには自分の知らないメイの姿がいくつもあって……。

タイトルの“Reminiscence”とは、日本語で「追憶」「回想」の意。「ウエストワールド」で脚本・製作総指揮を務めるリサ・ジョイが脚本・監督を、同作でリサとタッグを組むジョナサン・ノーランが本作ではプロデューサーを担当する。近未来を舞台とするSFでありつつ、かつてのフィルムノワールを思わせる筋運びだが、ヒュー演じる主人公はどんな記憶に対峙するのか。

出演者はヒュー・ジャックマンのほか、『グレイテスト・ショーマン』(2017)でヒューと共演したレベッカ・ファーガソン、『トゥームレイダー ファースト・ミッション』(2018)のダニエル・ウー、『エンド・オブ・ウォッチ』(2012)のナタリー・マルティネスほか。「ウエストワールド」からは、タンディ・ニュートンアンジェラ・サラフィアンがリサ&ジョナサンと再タッグを組む。

本作で長編監督デビューを果たすリサによれば、『Reminiscence』は、ひとりの人間が抱えている多面性を、性別にかかわらず複雑に描く物語になるとこと。「かつてないアクションシーンも作りたい」とも述べられており、『X-MEN』シリーズのウルヴァリン役としても知られるヒューの身体能力が再び発揮されそうだ。なお、本作の撮影は2019年10月より実施されており、新型コロナウイルスの感染拡大が問題となった時点では、すでにポストプロダクション(撮影後作業)に入っていたとのこと。約1年後の劇場公開、情勢の安定を祈りながら待ちたい。

映画『Reminiscence(原題)』は2021年4月16日に米国公開予定

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Sources: Deadline, Justin Kroll

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。