【ネタバレ】『ゴジラvsコング』小栗旬、芹沢蓮の語られなかった設定 ─ 父への思いと、結末の「その後」

この記事には、『ゴジラvsコング』のネタバレが含まれています。
前作『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ』(2019)で渡辺謙が演じたゴジラ研究者の芹沢猪四郎は、ゴジラに核弾頭エネルギーを与えるため自らの命を犠牲にしている。つまり蓮にとって、ゴジラは父の命を奪った存在とも言える。
実際のところ、蓮は父をどう思っていたのだろう?THE RIVERの取材に、小栗は「この映画は、もともとの台本から半分くらいが変わりました。」「ほとんどすべてのキャラクターの設定が、製作中に少しずつ変わっているんですよ。あまり変更されていないのは、マディソンたち3人(マディソン、バーニー、ジョシュ)とお父さん(マーク・ラッセル)くらい」と前置きしながら、次のように話した。
「本当は、蓮は父親の考え方があまり好きではなかったっていう設定があって。メカとかを使って、(ウォルター・)シモンズと同じような理念で、クリーチャーを自分たちで管理していきたいという。」
蓮はメカゴジラを操ることとなるも、メカゴジラが暴走したことによって感電するという衝撃的な結末を迎えることになる。小栗は、「気がついたらパイロットという設定になり、ショートしてしまうという」と苦笑し、劇中の展開は当初の設定とは異なることを示唆した。
多くの観客は、芹沢蓮は感電死したと考えているだろう。本当に蓮は死んでしまったのだろうか?小栗に聞いてみると……。
「わざとどうなったか、ハッキリしないようにしているんだと思います。もし、この次(続編や関連作)があったら、戻ってくる可能性はありそうですけど、現段階ではどういう解釈となったか、わからないですね。」
『ゴジラvsコング』は大ヒット上映中。