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ジェレミー・レナー事故後初めての映画出演「機会もらえて本当に嬉しい」 ─ 『ナイブズ・アウト』最新作は「大きな助けになった」

ジェレミー・レナー
Photo by John E. Manard https://www.flickr.com/photos/145739041@N05/54763715049/ Remixed by THE RIVER

アベンジャーズ』シリーズなどで知られるジェレミー・レナーが映画の世界に帰ってくる。2023年1月、巨大除雪車に轢かれて瀕死の重傷を負って以来の新作映画は、『ナイブズ・アウト』最新作『ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン』だ。

レナーが長編映画に実写で出演するのは『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)以来。事故からの復帰後、ドラマ「メイヤー・オブ・キングスタウン」には出演していたが、スクリーンにその姿を見せるのは実に6年ぶりだ。

Varietyでは、レナーが復帰から初の映画出演に対する思いを尋ねられ、「大きな助けになりました。機会をもらえたことが本当にうれしい」との感慨を語った。

本作は名探偵ブノワ・ブラン役のダニエル・クレイグをはじめ、『チャレンジャーズ』(2024)のジョシュ・オコナー、重鎮グレン・クローズ、『デューン』シリーズのジョシュ・ブローリン、『異人たち』(2023)のアンドリュー・スコット、『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(2024)のケイリー・スピーニーらが競演。レナーも豪華アンサンブルの一員として謎めいた殺人事件を彩る。

「特にこういう映画では、大きな一体感と仲間意識が生まれます。僕にとっては映画というよりも舞台のようで、いつも一緒にいて、顔を合わせている。演技をしている時でさえね。15人とカメラの前にいると、長い時間を過ごし、演劇をやっていたことを思い出すんです。大好きな仕事に、素晴らしい人たちと戻ることができて本当に嬉しいです。」

レナーは2023年1月1日、除雪車に轢かれそうになった甥を助けようとした際、 鈍的胸部外傷と38ヶ所の骨折という重傷を負って生死の境を彷徨った。その後、過酷なリハビリを重ね、事故から約1年で俳優業に復帰するという奇跡の復活を果たしている。

『ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン』は2025年12月12日にNetflixで世界配信され、アメリカでは11月26日より劇場公開予定(日本での劇場公開は未定)。レナーは前作『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』(2022)にも本人役でカメオ出演しているが、今回の役どころは不明だ。以前のインタビューでは「観るのが楽しみですよ。自分が何をしたのかも知らない」ととぼけていた

監督・脚本はライアン・ジョンソン。そのほか共演者には、『ブラック・スワン』(2010)のミラ・クニス、『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)のケリー・ワシントン、「ツイスターズ」(2024)のダリル・マコーマック、『スパイダーマン3』(2007)のトーマス・ヘイデン・チャーチという豪華な顔ぶれが揃った。

Netflix映画『ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン』は2025年12月12日(金)より全世界独占配信。

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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