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乾くるみ『リピート』ハリウッドでドラマ化、「ER 緊急救命室」脚本家が手がける

乾くるみ『リピート』(文春文庫)

ミステリ作家・乾くるみによる傑作小説『リピート』(文春文庫)がハリウッドにてドラマ化される。米Deadlineが報じた。

『リピート』は、現在の記憶を持ったまま過去に戻ることができる“リピート”に参加した10人の男女をめぐる物語。彼らは“リピーター”として10ヶ月前に戻り、それぞれ人生をやり直そうとするが、次々と不審死を遂げていく……。作者の乾くるみは『イニシエーション・ラブ』(文春文庫)などで知られ、同作は2015年に日本国内で映画化された。

ハリウッド版ドラマ「リピート(原題)」は、乾による原作小説と、日本のドラマ版「リピート~運命を変える10か月~」(2018)に基づくものになるとのこと。脚本・製作総指揮は「ER 緊急救命室」シーズン8~15のデヴィッド・ザベル。同じく製作総指揮を、ハリウッド版『Death Note/デスノート』(2017)や『ロックマン』『進撃の巨人』「約束のネバーランド」などを手がけるマシ・オカ、「デスパレートな妻たち」のサブリナ・ウィンドが務める。

報道によると、もともと『リピート』のドラマ化はマシ・オカがサブリナに提案し、2019年に米CBS局にて企画が始動していたもの。当時は脚本家として『X-MEN』(2000)『ウォッチメン』(2009)のデヴィッド・ヘイターが就任したが、実現には至らなかった。ただし、CBSはその後も本作のコンセプトに強い興味を抱いており、このたび新たにザベルを起用。改めて企画の再開発を進めているということだ。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。