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リブート版『バイオハザード』は新たな出発点 ─ ウェスカー役「ゲームのファンは喜ぶと思います」

トム・ホッパー Tom Hopper
Photo By Roger Murmann https://www.flickr.com/photos/starcadet/8979866670/

カプコンによるサバイバルホラーゲームバイオハザードを再び実写映画化する、リブート版『Resident Evil: Welcome to Raccoon City(原題)』が、2021年9月3日に米国公開を迎える。米国での封切りまで半年を切った中、 アルバート・ウェスカー役として本作に出演の、「アンブレラ・ アカデミー」(2019-)のトム・ホッパーが本作について語っている。どうやら、ゲームファンは喜ぶ内容になっているようだ。

ついに始まる新たな『バイオハザード』シリーズ。『Resident Evil: Welcome to Raccoon City』という原題からも想像できるように、ゲームシリーズに忠実な世界観での再映画化だ。舞台となるのは、1998年のラクーンシティ。“運命の夜”の物語が描かれるという。本作でホッパーふんするウェスカーは、ゲームでおなじみのキャラクター。シリーズを通しての黒幕で、ダークヒーロー的存在でもあり、作品によっては主人公を務めることもある。

Colliderの取材に応じたホッパーは、本作について「ゲームのファンは喜ぶと思います」と自信を滲ませながら、「それと同時に登場人物たちを出来る限りリアルで、地に足の着いたものにしようとしていることは理解して欲しい」と呼びかけている。原作を忠実に描くだけの作品にはならないということだろう。

続けてホッパーは、ウェスカーのキャラクター性や役柄への取り組み方について語っている。

「ゲームにおけるウェスカーには、『マトリックス』のエージェント・スミスのようなアイデアが組み込まれているような気がしています。僕としては、彼にはそれよりも少し現実味があって、モラルの基準を高く維持していて欲しいと考えていました。ゲームのように型にはまったものだけではありません。ウェスカーの起源のような要素も含まれており、ゲームの時よりも前の姿として描かれるかもしれないです。ただ美的観点からは、ゲームからの影響は間違いなくあるでしょう。撮影している時、“ゲームのようだ”と感じられたことは本当に良かった。」

『バイオハザード』がはじめて実写映画化されたのは、2002年のこと。ミラ・ジョヴォヴィッチ主演、ポール・WS・アンダーソン監督によるもので、2016年の6作目で完結を迎えた。リブート版となる本作では、過去の映画版とはどう異なるのか。ホッパーは、「チームから言われたことのひとつは、“これは原点に戻るようなもので、新たな出発点でもあり、ゲームのファンを満足させるものとなることを目指している”ということです」と語っている。

ホッパーは脚本をはじめて読み始めた時、ゲームの脚本のように感じたとのことで、「没入感があり、より嫌な雰囲気になっていると感じた」という。「ラクーンシティが恐ろしい場所だと感じられて、何よりも私にとって関係のある世界だとすぐに感じました」。そんなラクーンシティについては続けて、「アメリカでこのような町を見たことがある」としながら、「そこに親しみを感じて驚いた」と伝えている。

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Source: Collider

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。