『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』バリー・バートンは登場しない ─「これはネタバレではありません」と監督

『バイオハザード』の原点を描く新たな映画、『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』(2022年1月28日に日本公開)では、オリジナルゲームの一作目と二作目に焦点を当てた物語が描かれるだけでなく、クリス&クレア・レッドフィールドをはじめ、ジル・バレンタイン、アルバート・ウェスカー、レオン・S・ケネディらシリーズのメインキャラクターたちが勢揃いする。しかし、バリー・バートンは残念ながら映画版には登場しないようだ。
本作の舞台は、アンブレラ社の拠点がある街、ラクーンシティ。T-ウィルスによりラクーンシティが爆心地と化し、クレア&クリスらがアンブレラ社の秘密の人体実験に迫っていく。公開済みの場面写真では、ジルをはじめ、ウェスカー、クリス、そしてブラッドが、『バイオハザード』一作目の舞台である洋館を探索する姿が捉えられていた。しかし、そこにバリーの姿はない。ゲームにおけるバリーは、「S.T.A.R.S.」アルファチームのメンバーで、クリス編では冒頭の洋館に逃げ込む際に登場して以降は消息不明となるが、ジル編ではジルのパートナーとなる。
バリーは残念ながら本編に登場する機会を与えられなかったようだが、その予定自体はあったという。Comicbook.comのインタビューにて、メガホンをとったヨハネス・ロバーツは「バリーは脚本の中に存在しました」と説明。ロバーツいわくバリーについてはネタバレではないとした上で、「バリーは映画には登場しません。バリーファンのみなさん、ごめんなさい」と謝っている。もちろん、オリジナルゲームのファンであるロバーツにとっても、それは苦渋の決断だったに違いない。
ロバーツは「バリーは映画には出てきません」とあらためて否定しながらも、「バリーのことを心配する必要はありません。彼は待機していますから」と、映画の世界のどこかに存在することを示唆している。続編が仮に製作された場合、バリーが何らかの形で登場することを祈るばかりだ。
映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は、2022年1月28日(金)全国ロードショー。
Source: Comicbook.com