「レイに親いない説」デイジー・リドリーが否定 ─ 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の謎深まる

スター・ウォーズ/最後のジェダイ』公開を控える中、「レイに特定の親はいないのではないか」とされる説が、演じるデイジー・リドリーによって否定された。米ScreenRantが伝えた。

シリーズ前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)で、新たなサーガの主人公として登場したレイは、物語冒頭では砂漠の惑星ジャクーの廃品漁り(スカベンジャー)として登場するも、後にフィンやハン・ソロと出会いレジスタンスとファーストオーダーの壮大な戦いに身を投じていく。終盤ではスカイウォーカーのライトセーバーを手に取りフォースを「覚醒」、強力な戦士としての片鱗を見せたレイだったが、その出生は明かされぬままだった。

レイにジェダイ(またはシス卿)としての力を宿した両親の存在を巡っては、これまで諸説が語られてきており、中には「無原罪の御宿り」説も存在した。これはキリスト教の聖母マリアの誕生になぞらえたもので、マリアは「情欲の交わりなしに」母アンナの体に宿り、原罪の汚れなく誕生したという教義である。(教派によって教義はさまざまである。)この説をひとまずレイに当てはめるとは即ち、神の特別なはからいによって誕生した聖母マリア同様、レイも「フォースのはからい」によって誕生した、ということになる。

デイジー・リドリーが説を否定

スター・ウォーズ・ファンがすぐに思い出すのは、ダース・ベイダーことアナキン・スカイウォーカーの出生だろう。アナキンの母シミは強いフォースとの結びつきによって自然に身ごもっており(処女受胎)、故にアナキンはフォースの子と定義することが出来た。

『ファントム・メナス』より登場したミディ=クロリアンにより、人は生まれながらにしてフォース感応能力が定められているという概念が誕生している。レイが「無原罪の御宿り」に値する出生を果たしたことは即ち、生まれながらにしてフォースと強く結びついた神秘的な存在であり、特定の「親」とされる人物が存在しないのではないか、と語ることができる。

ScreenRantのインタビューに登場したレイ役デイジー・リドリーによると、この説は的外れだという。インタビューでは、ずばり「あなたのキャラクターについて、ファンが掲げる”説”が正しかったことはあるか」との問に「No」と回答している。デイジーはこう語っている。

「私のキャラクター(=レイ)に直接まつわる説としては、唯一『無原罪の御宿り』についての説を読んだことがありますが、”仕事しなよ”って感じでした。『無原罪の御宿り』ですよ。」

むしろレイの出生について、必要以上にあれこれ論じるのはいささかナンセンスであるといった口ぶりのデイジーは、こう続けている。

「それから、レイはスノークじゃないかとか、あいつじゃないかとか、あの人じゃないかという話も聞きました。タイム・トラベル説もあって、とにかく可笑しいと思う。みんな、とにかく別のキャラクターと関連付けたいみたいなんですね。」

インタビュワーはさらに「オビ=ワン・ケノービの孫説」も紹介。するとデイジーは「Oh、Oh、Oh、わからない」と困惑した後、「私が読んだのは『無原罪の御宿り』説で、正しい説は読んだことがありません」と強調した。

 

デイジー・リドリーに「仕事しなよ」と言われようとも、あえて深読みを進めるのなら、レイが生まれながらにして特別な存在であるというのは、「努力」や「成長」、しいては「出生に関わる差別なき平等」の概念に相容れないものとなる。物語のダイバーシティ化に熱心なディズニーにとって、この設定はあまり歓迎できないものと考えられるだろう。

レイの生みの親(または祖父母)をめぐっては他に、ルーク・スカイウォーカー、パルパティーン、オビ=ワン・ケノービ、クワイ=ガン・ジン、ハン・ソロとレイアなどの存在が論じられている。映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は2017年12月15日よりいよいよ公開。

Source:https://screenrant.com/star-wars-rey-immaculate-conception-theory/

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インド旅行中、たまたま現地新聞に写真を撮られて掲載されるというミラクルを起こしました。持ってる男。THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。

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