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『アベンジャーズ/エンドゲーム』ウォーマシン役ドン・チードル、一代目テレンス・ハワードからの交代劇語る ─ 「1時間で決めろと言われた」

Terrence Howard photo by Gordon Correll https://www.flickr.com/photos/gdcgraphics/6154864679 / Don Cheadle photo by Bob Bekian https://www.flickr.com/photos/bobbekian/5598722610/

『アベンジャーズ/エンドゲーム』が驚異的な勢いを見せている。世界最速公開からわずか11日間で、前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』や『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)、さらに『タイタニック』(1997)も破って世界興行収入ランキングの歴代第2位となった。名実ともに映画史を塗り替える勢いのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)は全てが順風満帆に見える一方、その11年の歴史の中には「メイン・キャラクターのキャスティング途中交代」という致命的な出来事も経験している。

ひとつは、エドワード・ノートンからマーク・ラファロに代わったハルク/ブルース・バナー。もうひとつは、アイアンマンの相棒となるウォーマシン/ジェームズ・“ローディ”・ローズ役を巡る交代劇だ。『アイアンマン2』(2010)から『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)まで、(カメオ含め)7作でローディ役を勤め上げたドン・チードルは米Varietyにて、想像以上に「バタバタ劇」だった配役の舞台裏を新たに明かしている。


一代目ローディ、降板の理由

ドン・チードル以前、『アイアンマン』(2008)にジェームズ・“ローディ”・ローズ役として出演していたのはテレンス・ハワード。劇中ではアイアンマンのアーマー(マーク2)に一瞥やるも「次回にしよう」と着用は見送る。しかし残念なことに、テレンスにとっての「次回」は訪れなかった。トラブルのため、1作限りでシリーズから降板してしまうのだ。

降板の理由は諸説囁かれているが、主な原因とされるのは金銭トラブルによるもの。やり取りはテレンスのエージェントとスタジオ間で交わされていたというが、米Business Insiderによれば、『ハッスル&フロウ』(2005)でアカデミー主演男優賞にノミネートされていた当時のテレンスは、同作出演者の誰よりも高い報酬が支払われていたのだという。その額は、主演のロバート・ダウニー・Jr.よりも100万〜200万ドル高いとも言われている。

その後のテレンスの説明によれば、契約上『アイアンマン2』で支払われるべき報酬がロバート・ダウニー・Jr.に回されてしまうといった出来事があった。もともとテレンスは3作分の出演契約に同意していたものの、2作目に入る前にスタジオから「契約金の1/8しか払わない」「2作目は君がいてもいなくても成功する」と言われたのだという。あまり穏やかな話ではないが、テレンスのエージェントはスタジオ側のこうした要求に「ファック・ユー」と言い放って電話を切ったこと、テレンスがロバート・ダウニー・Jr.に助けを求めて2日間で38回の留守電メッセージを残すも、返事がなかったことなどが語られている

一方その頃チードルは

テレンス(のエージェント)側とスタジオ側が苦々しくも決別したころ、『アイアンマン2』からローディを演じることになるドン・チードルは、愛娘の7歳の誕生日パーティーの最中だった。テレンスの代わりにマーベル映画でウォーマシン/ローディ役を演じるというオファーの電話は、「今すぐ決めて欲しい」といった具合でかかってきたそうだ。「10年、12年単位の話じゃないか」と困惑するチードルに、電話の向こうからは「1時間で決めてくれ」「思い切って受けてみては」と急かされる。「今、娘の誕生日パーティー中なんです」と言うと、「じゃ、2時間あげる」と言われたという。その後チードルが出演しているところから察するに、彼は人生を変える巨大ユニバースへの参加を娘の誕生日パーティー中に即決したということだろう。

まさにこの翌日、ドン・チードルはテレンス・ハワードとばったり遭遇した。もともとこの2人は、2004年米公開の映画『クラッシュ』で共演した仲だ。ここで再会した際にも、またその後にも、ドン・チードルは「彼と揉めたことはありません」と語る。「あくまでもテレンスとマーベル側の話ですから。」「お互いに、”僕は平気だよ”と言っています。(自分たちの友情には)関係のないことです。」

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)より全国公開中

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

Source:Variety,Business Insider,ScreenRant,Rolling Stone

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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