『ローグ・ワン』リズ・アーメッド、新型コロナで家族2人を亡くしていた

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)ボーディー・ルック役や『ヴェノム』(2018)などで知られる俳優のリズ・アーメッドが、新型コロナウイルス(COVID-19)が原因で家族を2人失っていたことがわかった。それを受けて、リズは新型コロナウイルスを取り巻く現状に対する考えを明かしている。
各国で程度の差はあるものの、現在も新型コロナウイルスの猛威は収束する気配を見せていない。英BBCによると、リズの母国であるイギリスでの死者数は現時点で2万人を超えている。リズは米GQ Hypeに対し「ただ、2人や他の方々の死が無駄にならないことを信じたい。より良い未来をまた想像するために、立ち上がらなければ」と伝えた。
イギリスでは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、3月下旬よりロックダウン(都市封鎖)が開始。リズはロックダウン以降、この状況で自分に何が出来るのか、自問自答していたという。「いま、僕たちがやらなければいけないのは、思いやりのある良心を持つことで、より思いやりのある社会を作るための土台を作ることなんです。」
家族を失うという辛さを経験したリズは、現在のパンデミックの状況下で、感染拡大を防ぐために最前線で尽力する医療従事者の現場での現実を語った。
「この国で、危険な状況のいかなる時も国を1つに繋いでいるのは、誰でしょうか?それは末端の人たちなんです。そして彼らこそが、新型ウイルスの脅威を最も受けているんです。[中略]これらの事実や気付きによって、現実に目を向け、偏見を持つことの愚かさに気づいて欲しい。」