夏だ!フェスだ!THE RIVER読者のためのロックフェス・ガイド2017!FUJI ROCK&SUMMER SONICで見たいアクト厳選10組

夏といえばロックフェス!

しかし、映画館やDVD鑑賞に明け暮れているみなさんは、ついロックフェスの参加を躊躇してしまいませんか?そこで、今回はそんなTHE RIVER読者のために、FUJI ROCK(フジロック)とSUMMER SONIC(サマー・ソニック、サマソニ)という、日本の二大洋楽フェスから、海外ポップカルチャーファンにおすすめのライブアクトを紹介します。

今年の夏こそは、フェスでいい汗流してみよう! 

FUJI ROCK FESTIVAL ‘17

FUJIはコアな音楽ファン向けのアクトが集まる一方で、屋台やレジャー施設も充実し、ゆるくキャンプ気分で参加できる良さがあります。そんな中から、おすすめ5アクトを紹介。 

その1:Aphex Twin(7/29 GREEN STAGE)

今年のフジロック、最大のサプライズはエイフェックス・ツインのヘッドライナー起用で決定でしょう。しかも土曜日という、最も集客が予想できるポジションにブッキングした運営の勇気に感動です。かつてのWARPレーベルを代表するエレクトロ・アーティストであり、「ドリルンベース」を世界中に浸透させた張本人でもあります。

エイフェックス・ツインのライヴは音楽と映像のコラボレーションがキモです。変態的としかいいようがないビートと、倒錯的な映像の組み合わせは、錯乱必至。全身の細胞がドロドロに溶け出すような感覚は、ダンス・ミュージック愛好家以外にも味わってほしいです。そのヤバさは、映像作家クリス・カニンガムが手がけたPVから十分伝わるでしょう。 

Come to Daddy(1997)

Windowlicker(1999)

ただし、エイフェックス・ツインのDJセットでは自身の曲をまったくやらない可能性もあります。その場合でもスプラッター映画を見て、ライヴ中に流れる映像への耐性を身につけておきましょう。

ビヨンド(1981)予告

その2:Björk(7/30 GREEN STAGE)

常に時代の最先端を行くアーティストたちとコラボレーションしてきたビョーク。スパイク・ジョーンズやミシェル・ゴンドリーといった映像作家が映画界でブレイクする前からPVを任せていたのも慧眼です。特にゴンドリーがPVを手がけた人気の2曲は近年のセットリストで固定されているので、フジでも披露する確率が大。

Jóga(1997)

bachelorette(1997)

また、自身の主演映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)のメインテーマ“I’ve seen it all”も近年のセットリストで復活しています。

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』予告

Yeah(2004)

All My Friends(2007)

その4:TRAIN(7/28 WHITE STAGE) 

実にアメリカらしい土臭くも親しみやすいメロディーで、2000年代初頭に全盛期を迎えたロックバンド、トレイン。『スパイダーマン2』(2004)のサントラに提供した”Ordinary”もヒットしました。その後、一時期ほどの勢いはなくなりますが、“Hey, Soul Sister”が大ヒット、ジャスティン・ティンバーレイク主演の『ステイ・フレンズ』(2011)に使われたり 、TVドラマ『Glee』で歌われたりと新しい代表曲となっています。地味ながらも良心的なライブバンドとして、安定したパフォーマンスを期待できそうです。ライヴを100パーセント楽しむには、ヒット曲に加え最新アルバムも押さえておきましょう。

Drops of Jupiter(2001)

Drink Up(2017)

“Hey,Soul Sister”(Glee ver.)

その5:ELVIN BISHOP(7/28 THE PLACE OF WONDERにELVIN BISHOP’S BIG FUN TRIO名義で・ 7/29 FIELD OF HEAVEN)

THE RIVER読者にとって、今年のフジの目玉はもちろん、天才ギタリストのエルヴィン・ビショップです。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: 最強 Mix Vol. 1』収録の「愛に狂って」の人ですよ!「愛に狂って」はポール・トーマス・アンダーソン『ブギーナイツ』(’97)にも使用されていましたよね。

そのほかタランティーノの『ジャッキー・ブラウン』(’97)にも楽曲が使用されるなど、音楽のセンスがいい映画監督は軒並みビショップ好き。黒人からも認められた白人ソウルミュージシャンとして名を轟かせています。

「愛に狂って」は本人のボーカル曲ではありませんし、これらの映画楽曲を演奏する確率は少ないですが、生ける伝説を目撃する価値は大アリでしょう!

Travelin’ Shoes(BBC 1975)

‘HEY !! BA-BA-RE-BOP(cover) Sept 6, 2013 at Callahan’s

Fooled around and fell in love(’75)

SUMMER SONIC2017編

洋楽のみならず日本のメジャー系バンド、アイドルも名を連ねる都市型フェス、サマソニ。海外の最先端ポップカルチャーを体感できる機会でもあります。ここでもおすすめ5アクトを紹介。

その1:Calvin Harris

テイラー・スウィフトの元カレ、大物プロデューサー、世界的DJと多くの顔を持つカルヴィン・ハリスですが、アーティストとしての全盛期は間違いなく今。最新アルバム「Funk Wav Bounces Vol. 1」でようやく、プレスの支持を得られた感があります。長かったね! カルヴィン!

それもそのはずで、この一枚にフィーチャーされているアーティストをチェックするだけでも、2017年のアメリカのポップカルチャーがバッチリ把握できる内容になっています(フランク・オーシャン、ファレル・ウィリアムス、ニッキー・ミラージュ、ケイティ・ペリー…)。金に物を言わせてるだけでなく、金の使い方がオシャレすぎて最高!

サマソニでは2017年を代表するダンスチューン“SLIDE”は確実にやるとして、過去のヒット曲や他アーティストへの提供曲も期待したいところ。

SLIDE(2017)

MY WAY(2016)

We Found Love(2011)

その2:KASABIAN

ロックに詳しくない人でもKASABIANの曲は聴いたことあるのでは?『ゴール!』などの映画サントラにも参加しているのですが、それ以上にとにかくゲームに使われている! 

ちょっと大げさで男臭い世界観は確かに、ゲームの世界観によく合います。『ウイニングイレブン』や『グランツーリスモ』シリーズでおなじみのゲームファンも多いでしょう。あと、サッカー関連の映像にもよく楽曲が使用されています。WOWOWのサッカー中継とか。海外サッカー好きにも浸透している可能性がありますね。

KASABIANといえばボーカルのトム、ギターのサージが超絶イケメンでも知られており、女性にも強くオススメ。

Club Foot (Live At Brixton Academy)

FIRE(2009)

You’re in Love with a Phyco(2017)

その3:PHOENIX

フロントマンのトーマス・マーズの奥様はソフィア・コッポラ。そこで、『ブリング・リング』(2013)や『SOMEWHERE』(2010)などの監督作品にサントラ参加しています。

サマソニには過去にも出演しているフェニックスですが、ヴェルサイユ出身ということもあってか、美しいメロディーラインは日本人好み。見に行くアクトに迷ったなら、夕涼みしながらの観覧にぴったりです。

If I Ever Feel Better(2001)

1901(2009)

 Lasso (Live on Letterman)

その4:GOOD CHARLOTTE

サマソニは毎年USのポップ・パンク勢が大量に出演しますが、今年は特に枠が充実。SUM41と共に盛り上がりたいバンドです。
なんといっても『アメリカン・パイ3』で使用された「The Anthem」に尽きます。青春の疾走感を体現したポップ・パンクの名曲!

また、彼らのPVはアメリカの青春映画を意識した内容も多く、「アメリカの10代」の心をつかんだ存在でした。
現在ではオーディション番組『ザ・ボイス』に出演するなどお茶の間タレントになりつつあるのが残念ですが、ステージの上では青春のキラキラ感を見せつけてほしいですね。

Lifestyles of the Rich & Famous(2002)

The Anthem(2003)

Dance Floor Anthem (I Don’t Wanna Be In Love )(2007)

その5:BABYMETAL

今年は欅坂46とベビーメタルという、今一番乗っている日本のアイドルグループが出演しますが、THE RIVER読者によりオススメしたいのはベビーメタルです。ラップやハードコアなどのエッセンスを取り入れた欅坂の楽曲も捨てがたいのですが、海外と日本のポップカルチャーをつなぐミッシングリンクがベビーメタルなのです。

海外の有名ロックフェスにも招待されていることから、評価がイロモノ扱いでないのは明白。海を越えたアイドル音楽の熱量を体感するためにも、ステージに駆けつけてみましょう。その後にアメリカのハードロックの大御所、フー・ファイターズが現れる流れも最高。

ギミチョコ!

KARATE

 

こうして見ると、今年も凄まじいラインナップにフェスで出会えそうですね。
それではみなさん、楽しい夏を!

About the author

京都在住、農業兼映画ライター。他、映画芸術誌、SPOTTED701誌などで執筆経験アリ。京都で映画のイベントに関わりつつ、執筆業と京野菜作りに勤しんでいます。

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