『ロケットマン』エルトン・ジョン、愛されなかった幼少期 ─ 『ジュラシック・ワールド』ブライス・ダラス・ハワード、複雑な母親役を演じきる

『キングスマン』シリーズのタロン・エジャトン主演、エルトン・ジョンの半生を映画化したミュージカル・エンターテインメント『ロケットマン』が2019年8月23日(金)に日本公開される。すでに高評価を受けている本作より、エルトンの愛されなかった幼少期が明かされる本編映像が到着した。
天性の才能をピアノの先生から認められた幼少期のエルトン・ジョンは、母親のシーラ(ブライス・ダラス・ハワード)に、音楽学校の奨学生試験について相談を持ちかける。ところが、シーラは興味を持たないどころかファッション誌に夢中で取りつくしまもなく、厳格な父親も息子の才能に半信半疑。唯一の支えとなった祖母アイヴィー(ジェマ・ジョーンズ)はエルトンを気にかけるも、両親の会話からは、すでに冷え切った二人の関係性が垣間見えて…。
エルトンの人生に欠かせない、彼を愛しながら傷つけるという複雑な人物像の母親を演じたのは、『ジュラシック・ワールド』シリーズのブライス・ダラス・ハワード。本作のシーラ役は、これまで演じてきた役柄よりも難しい役柄だったという。
「彼女はものすごく恐ろしくなったり、自己陶酔したり、自己中心的になることもある。自分の持たないものに囚われて、何かを奪われてしまったという感覚を持つ、自己愛の強い母親です。だから、エルトンとシーラの関係は決して良いものじゃない。母は心から音楽に協力的だったというものの、エルトンはいつも苦難に耐えていたんです。」
華やかなミュージカルシーンのみならず、孤独と戦うエルトンがファンタジックな演出によって表現される側面も本作の魅力のひとつ。数々の名曲が誕生すると共に移り変わっていく、エルトンと母シーラの関係も大きな見どころとなっている。

本作にはエルトン・ジョン役のタロン・エジャトンをはじめ、『リトル・ダンサー』(2000)のジェイミー・ベル、『ジュラシック・ワールド』シリーズのブライス・ダラス・ハワード、『シンデレラ』(2015)のリチャード・マッデンらが出演。監督は『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)最終監督のデクスター・フレッチャー、プロデューサーはエルトン・ジョン自身と『キングスマン』シリーズの監督マシュー・ヴォーンが務めた。
映画『ロケットマン』は2019年8月23日(金)全国ロードショー。
『ロケットマン』公式サイト:https://rocketman.jp/