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エルトン・ジョンの空想伝記ミュージカル『ロケットマン』米国版予告編 ─ 『キングスマン』タロン・エジャトン主演

https://www.youtube.com/watch?v=S3vO8E2e6G0 サムネイル

『キングスマン』シリーズのタロン・エジャトン(タロン・エガートン)主演、歌手エルトン・ジョンの波乱の半生を描く映画『ロケットマン(邦題未定、原題:Rocketman)』の米国版予告編が到着した。

誰もが知る名曲を多数生み出してきたエルトンは、その鮮やかなキャリアとともに、自身のセクシュアリティやドラッグへの依存など、あらゆる側面から常に話題を呼んできた人物だ。まずはタロンによる歌声とともに、エルトンの人生を紡ぎ出す本作独自の世界観をご覧いただきたい。

「彼の物語を描く唯一の方法は、彼の空想に生きること(The only way to tell his story is to live his fantasy.)」。予告編の途中に示される言葉は、『ロケットマン』という作品の特徴をストレートにとらえているものだ。以前公開された米国版特報映像では「実際の空想に基づく(BASED ON A TRUE FANTASY)」ともされていたように、本作はエルトンの視点から――ドラッグに溺れ、見える世界が変わっていくことも含めて――彼の人生をたどっていくものとみられる。

以前、主演のタロンは本作について「伝記映画ではなくファンタジー・ミュージカル」語っていた。クイーンやフレディ・マーキュリーを描き、全世界で大ヒットした『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)とは大きく異なるアプローチといえるだろう。伝記映画でありながら、ミュージカル映画ならでの演出を取り入れることで、いわば“音楽と空想を楽しみ、音楽と空想に葛藤した”エルトン・ジョンの世界をそのまま映画化しようという試みではないだろうか。

物語は、エルトンが“神童”としての才覚を顕しはじめた幼少期から、世界的歌手としてスターダムを駆け上がっていく様子に主な焦点を当てたものになるとのこと。音楽面のパートナーである作詞家バーニー・トーピンや、マネージャーにして恋人となるジョン・リード(フレディ・マーキュリーのマネージャーでもあり、『ボヘミアン・ラプソディ』にも登場していた人物)など、エルトンをとりまく人物との関係性も掘り下げられていく。

バーニー・トーピン役は『リトル・ダンサー』(2000)『ファンタスティック・フォー』(2015)のジェイミー・ベル、ジョン・リード役は「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-)『シンデレラ』(2015)のリチャード・マッデンが演じる。エルトンの母親シェイラ・アイリーン役には、『ジュラシック・ワールド』シリーズのブライス・ダラス・ハワードが起用された。

監督を務めるのは、『ボヘミアン・ラプソディ』でブライアン・シンガーの降板後に監督後任を担ったデクスター・フレッチャー。タロンとは『イーグル・ジャンプ』(2016)以来の再タッグとなる。脚本は『リトル・ダンサー』(2000)『戦火の馬』(2011)のリー・ホールが執筆した。プロデューサーはエルトン・ジョン本人のほか、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)でエルトン&タロンとコラボレーションした映画監督マシュー・ヴォーンらが担当している。

映画『ロケットマン(邦題未定、原題:Rocketman)』は、2019年5月31日に米国公開予定。

『ロケットマン』監督、『ボラプ』ではどんな仕事を?

Source: ComingSoon.net

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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