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『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』シルベスター・スタローンが見どころ語る動画公開 ─「今、こんな映画は作れません」

ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV
© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

映画『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』が、2022年8月19日より全国公開となる。この度、シルベスター・スタローンが本作の見どころを語り、観客に持ち帰ってもらいたいものについて語った特別動画が到着した。

『ロッキー4/炎の友情』(1985)が、監督・脚本・主演を務めたシルベスター・スタローン自らの手により再構築され、ディレクターズ・カット版として35年以上の時を経て帰ってきた。スタローンは以前から『ロッキー4』を望みどおりの作品へ編集し直したいと強く思っていた。コロナ禍によるロックダウン期間中、スタローンは長い間計画していた『ロッキー4』の再編集に取り組むことに。物語を引き締め、音響を調整し、いくつかの場面を削り、新たな場面を追加していった。

スタローンはロサンゼルスの編集室で何百時間もかけて、未使用の映像も含め見直し、代替音声トラックや代替音楽について考え、カットすべきシーンや新しいアングルなど、必要なシーンや音楽を徹底的に探した。その結果、映画全体に散りばめられた未公開シーンは「42分」。もともと91分だった本編尺は、94分と3分強増えたのみだが、今回の再編集によって、ロッキーがファイターの本能を思い出す旅、殺人マシーンとして育てられたイワン・ドラゴの心の変化、アポロ・クリードが自ら選んだボクサーとしての生き様などを強調し、映画の核であるドラマをより濃く描くことに成功した。

『ロッキーVS ドラゴ』は、物語に深みが増し、80年代に社会が抱いていた米ソ間の核摩擦による不安や恐怖を、今を生きる我々に伝えながら、ロシアの現状をスタローンが先読みしたかのような新解釈も追加されている。 

そんな本作の観賞後に持ち帰ってもらいたいものとは何なのか。この質問が投げられると、スタローンは笑顔をみせ、動画の中で以下のようにメッセージを寄せた。

「わぉ、帰り道では『アイ・オブ・ザ・タイガー』を歌ってほしい(笑)。それだけでいい。人生の教訓を持ち帰ってほしいなんて思いません。もし映画から何かを感じて、言葉や行動など、良いと思うものが何かあれば。メッセージは二の次。純粋に現実逃避してくれればいい。皆でリラックスして、ワォって。この作品を25 回は観たけど今回のロッキーは生まれ変わりました。クールで好きです。この作品に、ロッキーに関わった全ての人に、感謝の気持ちを込めました。

今、こんな映画は作れません。時代が変わりましたから。このロッキーにはCGも無いですし、特撮だってありません。この映画を好きな理由です。映画は一層大きくなりました。オリジナルは1.85:1(アメリカンビスタ)でしたけど、今回はワイドスクリーン。音楽も新たな手法で編集されました。4チャンネルが100チャンネルになって。信じられないくらい大きいんです。耳がおかしくなったのか?音がこんなにクリアに聞こえたのは初めてです。素晴らしいことですよ。まるで古い車を…例えば自分の車を修理して色を塗り直した感じでしょうか。ずっと大切だった車が今時の車になったみたいですよ。」

ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV
© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

映画『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』は、2022年8月19日(金)全国ロードショー。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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