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『ローグ・ワン』ダース・ベイダー登場シーンの演出はデイヴ・フィローニとの情報を原案者が否定

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
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『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)で大きな話題となったダース・ベイダーの登場シーンについて、実はデイヴ・フィローニが演出していたという情報が否定された。

本作は、帝国軍の宇宙要塞“デス・スター”の設計図を盗み出そうとする、反乱軍の極秘チーム“ローグ・ワン”の過酷なミッションを追う。映画の終盤では、設計図を持って逃げようとした反乱軍を止めるため、ダース・ベイダーが宇宙船の廊下で殺戮を繰り広げるシーンが描かれた。

『ローグ・ワン』でメガホンを取ったのはギャレス・エドワーズだが、『スター・ウォーズ 反乱者たち』でケイナン・ジャラスの声を担当するフレディ・プリンゼ・Jr. が米ポッドキャスト番組「Lights, Camera, Barstool」の出演時に、ダース・ベイダーのシーンを演出したのはデイヴ・フィローニだと主張。プリンゼ゙・Jr.は、「これを言ったらいけないかもしれないけど、デイヴ・フィローニが『ローグ・ワン』でベイダーが登場するシーンを演出して、観客は『新たなる希望』で起こることを目にすることになるんです。彼はその全てを演出したんです」と述べた。

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フィローニといえば、『スター・ウォーズ 反乱者たち』や『スター・ウォーズ レジスタンス』といったアニメシリーズのほか、「マンダロリアン」や「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」などの実写版ドラマでも監督・製作総指揮を務める重鎮だ。しかし、『ローグ・ワン』でフィローニは、第二班の監督やプロデューサーとしてもクレジットされていない。

この発言が複数メディアで取り上げられた後、『ローグ・ワン』で原案を手がけたゲイリー・ウィッタが、「完全な誤情報。この発言は撤回と謝罪が必要です」とツイートして反論。他のユーザーによる、「フレディ・プリンゼ・Jr.に訊いてみたほうがよいかもしれないですね。これはランダムなファンからではなく、ルーカスフィルムに重要な役割で雇用された人物から出たものですから」との書き込みにウィッタは、「僕もルーカスフィルムに重要な役割で雇用されていました。彼(プリンゼ・Jr.)が話している映画(『ローグ・ワン』)を執筆するという役割です」と返答している。

ちなみにフィローニは以前の米The Hollywood Reporterの取材にて、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)と『ローグ・ワン』、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)の撮影セットでそれぞれの監督を訪れたが、実際にセットでカメラに触らせてくれたのは、『最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督だけだったと明かしていたことがある。このことからも、フィローニが『ローグ・ワン』ベイダーのシーンを演出したというのは誤情報である確率の方が高そうだ。

いずれにせよ、『ローグ・ワン』でダース・ベイダーが登場するシーンが、本作における最大の見せ場の一つであることに変わりはないだろう。

Source:@Lights, Camera, Barstool , @Gary Whitta , The Hollywood Reporter

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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