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スター・ウォーズ『ローグ・ワン』キャシアン・アンドーのスピンオフドラマ、わかっていること ─ ディズニーの映像配信サービス「Disney+」って?

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』キャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

映画ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016)は、古くからのファンには「観たかったスター・ウォーズ」だと愛され、また新たなファンには絶好の入門編として支持された、シリーズ初のアナザー・ストーリー(スピンオフ)にしてある種の到達点だ。

したがって、この人気作品をディズニー/ルーカスフィルムがそのままにしておくはずがなかった。2019年に米国でサービスが開始されるディズニーの新映像配信サービス「Disney+」にて、『ローグ・ワン』前日譚ドラマが製作されることが決定したのだ。

「Disney+」とは

「Disney+」とは、米ウォルト・ディズニー・カンパニーが2019年後半に米国でサービスを開始する、自社独自の映像配信サービスだ。ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのほか、傘下にあるピクサーやルーカスフィルム、マーベル・スタジオの映画・テレビ作品などが定額制見放題で配信される見込みで、詳細は今後発表される。

ディズニーはこのサービスに相当のエネルギーと資本を投じており、21世紀フォックスとの事業統合の背景には、本サービスで扱えるコンテンツのラインナップを増強する意図があったとされる。20世紀フォックスなどの製作する映画や、FOXネットワークス・グループによるドラマなども本サービスで配信されることになるだろう。Hulu、Netflixといった競合サービスにとっては、登場するやいなや強敵となるにちがいない。

「Disney+」では“ここでしか見られない”オリジナル作品も随時配信される予定で、『スター・ウォーズ』初のドラマシリーズ「ザ・マンダロリアン(邦題未定、原題:The Mandalorian)」のほか、マーベル・シネマティック・ユニバースからロキ(トム・ヒドルストン)やスカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)&ヴィジョン(ポール・ベタニー)、バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)&ファルコン(アンソニー・マッキー)のスピンオフドラマが製作される予定。『モンスターズ・インク』『ハイスクール・ミュージカル』シリーズのテレビ版、名作アニメ『わんわん物語』(1955)の実写映画版なども準備されている。

こうしたラインナップの中で、いわゆる目玉作品のひとつとして位置づけられているのが『ローグ・ワン』前日譚ドラマなのである。

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『ローグ・ワン』前日譚、キャシアン・アンドーが主人公

製作が発表されている『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』前日譚ドラマのタイトルは未定。物語の主人公となるのは、反乱同盟軍の情報将校であるキャシアン・アンドーだ。映画では相棒のドロイドK-2SOとともに主人公ジン・アーソを迎え入れ、のちに「ローグ・ワン」を結成。帝国軍の新型超兵器デス・スターの設計図を奪取すべく、スカリフの戦いに身を投じた。

ドラマ版のストーリーについて詳細は明かされていないが、もちろんキャシアン役には『ローグ・ワン』のディエゴ・ルナが続投。時代は『ローグ・ワン』以前、反乱軍の形成期が描かれるという。『ローグ・ワン』において、キャシアンはスパイ行為や暗殺に幼いころから手を染めてきたことを示唆していた。若き日のキャシアンがどのような人物で、世界をどのように見つめていたのかが描かれることだろう。

また注目したいのは、本シリーズに『スター・ウォーズ』作品としては異色のクリエイティブ・メンバーが揃いつつあることだ。企画・原案に携わり、パイロット版(第1話)の脚本を執筆するのは、『ズートピア』(2016)で脚本&共同監督を、『モアナと伝説の海』(2017)で脚本を務めたジャレッド・ブッシュ。エグゼクティブ・プロデューサー兼ショーランナーは、人気ドラマ「ジ・アメリカンズ」(2013-2018)のスティーブン・シフが担当する。

かたやディズニーのアニメ畑で才覚を顕してきた俊英、かたや『ロリータ』(1997)や『トゥルー・クライム』(1999)、『ウォール・ストリート』(2010)といった骨太な作品を執筆してきたベテラン作家。まだ見ぬコラボレーションは、『スター・ウォーズ』の世界にどんな作品をもたらしてくれるだろうか。

ちなみに2018年11月、ディエゴ・ルナは本作について「ほんの少ししか知りません」と述べている。一方で『ローグ・ワン』以前のキャシアンを演じることについては、「テクノロジーを使って若返れたら最高ですよ」として、デジタル処理による“若返り”を希望した。果たして……?

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』前日譚ドラマ(タイトル未定)は2019年に撮影開始予定。なお、ルーカスフィルムは脚本家ルームの設置に向けて、すでに複数人の脚本家を雇用したという。

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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