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ローマ教皇に憑依した悪魔 vs 教会を追われた神父 ─ 出版拒否のコミック問題作、『REC/レック』監督がドラマ化

Markus BaumelerによるPixabayからの画像

ローマ教皇に憑依した悪魔を、教会を追われた神父は祓えるか。コミック界の問題作をドラマ化する「ローマン・リチュアル(原題:Roman Ritual)」を、『REC/レック』シリーズや『エクリプス』(2017)などのパコ・プラサ監督が手がけることがわかった。米Varietyが報じている。

スペインのライター、エル・トレスによる原作の同名グラフィック・ノベルは、「ベネディクト16世のように退位したローマ教皇が、実は悪魔に憑りつかれていた」という設定のカルトホラー。教皇を救うため、バチカンは追放された神父サルヴァドール・トリニダードを召集するほかない事態に。しかし、悪魔祓いが次々と失敗に終わる中、バチカンでは新しい教皇の選挙が進められており、猛烈な権力闘争が繰り広げられていた。トリニダードに課せられた任務は、教皇に憑依した悪魔を祓うだけでなく、カトリック教会と教皇庁に隠された陰謀を暴くことでもあった……。

出版拒否されるほどの賛否両論を巻き起こしたコミックを忠実に映像化するドラマ版は、クラシックな“悪魔祓い”を描いた物語に、現代的な解釈を加えた作品になるという。製作会社El Estudioは、本作を「最後の悪魔祓い:悪に支配された教皇への究極の反逆」と表現している。プラサ監督は脚本・製作も兼任しており、同じく製作には『28週後…』(2007)『インポッシブル』(2012)のエンリケ・ロペス・ラヴィーンが参加。出演者および製作時期は未定のため、続報が待たれるところだ。

パコ・プラサ監督は、スペイン発のホラー映画『REC/レック』(2007)で一躍有名に。『REC/レック2』(2009)『REC/レック3 ジェネシス』(2012)でも自ら監督を務めており、シリーズ最終章『REC/レック4 アポカリプス』(2014)ではクリエイティブ・プロデューサーを担当。前代未聞のPOV方式(主観撮影)&モキュメンタリーで世界を驚愕させた『REC/レック』シリーズの創造主は、今度はどんな手法を用いて我々を恐怖のどん底に陥れてくれるのか……。

▼ホラー の記事

    Source: Variety

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    Minami

    THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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