供給ダウンのマーベル、マーク・ラファロが「良い方向に進むかも」と持論 ─ ハルク単独映画に意欲も「実現しないと思う」

米ウォルト・ディズニー・カンパニーは、直近の映画が興行不振に苛まれている傘下のマーベル・スタジオ作品の供給量を減らしていく方針に切り替えた。事実、2024年に公開されるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画は『デッドプール&ウルヴァリン』1作のみだ。
興行不振の要因は様々だが、そのひとつに2021年にスタートしたディズニープラスでのドラマシリーズ展開を挙げる声もある。これはMCUでハルク役を演じるマーク・ラファロも一部同意することのようで、米GQでMCUの現在地について持論を述べている。
ラファロは「(MCUが)ストーミングに拡大したことはすごくワクワクしました」としながら、「でもマーベル映画については、前は3年待たなければいけませんでしたよね」と語っている。「それが神秘的な雰囲気を作ったと思います」。
要は作るペースが早すぎた”ということだろう。作品数を減らすというスタジオの判断について「とても良い方向に進むかもしれない」と話すラファロだが、「前のようになれるのか?それは分かりません」とMCUがこれから辿る道を確信できないでいるようだ。
ラファロといえば、MCUで最後に姿を見せたのはディズニープラスのドラマシリーズ「シー・ハルク:ザ・アトーニー」(2022)。「ハルクの単独映画をやりたいです」とラファロは再演に前向きな姿勢を見せつつも、「それは実現しないと思うんです」と悲観的だ。
「もし映画を作ろうものなら、お金がすごくかかりますからね。だから、彼ら(スタジオ)もハルクを節約しながら使うんですよ。僕は高すぎるんです!」
ラファロの言う通り、CGキャラクターのハルクを多く登場させればその分費用がかさむ。ドラマ「シー・ハルク」では、VFX予算の都合により主人公のジェニファー・ウォルターズがシー・ハルクに変身するシーンが減らされていたという。
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Source:GQ