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『アベンジャーズ』第6作『シークレット・ウォーズ』、監督は『エンドゲーム』ルッソ兄弟ではない ─ マーベル社長が認める

アンソニー&ジョー・ルッソ
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Anthony_and_Joe_Russo_by_Gage_Skidmore.jpg

『アベンジャーズ』シリーズの第6作として製作が発表された『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題:Avengers: Secret Wars)』は、コミックの有名エピソードをタイトルに冠した一作。「シークレット・ウォーズ」の映画化には『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のアンソニー&ジョー・ルッソ監督が強い希望を示していたが、本作にルッソ兄弟は関与していないことがわかった。

2022年7月23日(米国時間)にサンディエゴ・コミコンで開催された大型プレゼンテーションのあと、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、米Deadlineの取材に対し、『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』に「(ルッソ監督は)関わっていません」と明かした。「二人はとても積極的だったし、僕たちはお互いが大好きだから、一緒にできることを探したいと思います。けれど、それはこの作品ではありません」。

コミックの「シークレット・ウォーズ」は、1984~85年に展開されたマーベル史を代表する大型クロスオーバー・シリーズ。アベンジャーズやファンタスティック・フォー、X-MENなどが共演するこの作品をルッソ兄弟は幼少期から愛読し、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開前から「ケヴィン・ファイギには“シークレット・ウォーズをやるなら戻る”と言いました」とさえ話していたのである。しかしながら、ふたりの悲願は叶わなかった。

報道によると、マーベル・スタジオとルッソ兄弟は、第5作『ザ・カーン・ダイナスティ』を含む『アベンジャーズ』新作映画についての話し合いをしていないとのこと。また、ルッソ兄弟は自身の製作会社AGBOにて長編企画を3本進行しているため、スケジュール的にも関与することができないという。

『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ』『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』は2025年の春・秋に連続公開予定だが、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』に匹敵する巨大2部作になるとみられるため、製作には相当の期間を要するはずだ。残り時間が3年を切っている今、おそらく企画開発は着々と進んでいることだろう。監督・脚本を務める人物が決まっていてもまったくおかしくないが、果たして?

映画『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』は2025年5月2日に、『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』は2025年11月7日に米国公開予定

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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