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『アベンジャーズ/エンドゲーム』ルッソ兄弟、『シークレット・ウォーズ』映像化に意欲示すも「じっくり考えなきゃ」

シークレット・ウォーズ

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のアンソニー&ジョー・ルッソ監督が、今後のMCUで待望視されている『シークレット・ウォーズ』映像化企画の就任に前向きなコメントをしている。一方、慎重な姿勢を見せてもいるようで……。

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)で功績を築いたルッソ兄弟は、MCU史上最大の決戦を描いた『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』の2部作を手掛け、大成功に導いた。以降、一旦はMCUから離れ、プロデューサー業にも精を出している2人だが、『エンドゲーム』後のMCU監督作品として復帰のための交渉がマーベル・スタジオとの間で進められていたことも報じられていた

企画名こそ定かでないが、当時有力視されたのが、ルッソ兄弟が高い関心を寄せていたコミックの人気クロスオーバー・エピソード『マーベルスーパーヒーローズ:シークレット・ウォーズ』。しかし、両者の交渉は『ブラック・ウィドウ』(2021)訴訟問題(詳しくはこちら)を機にストップしてしまったという。そこから1年が経過しようとする中、ルッソ兄弟は米Deadlineとの取材で、再び『シークレット・ウォーズ』の映画化に言及している。

「僕たちのマーベル愛は、子どもの頃に読んで恋に落ちたコミックが原点です。特に読み漁りながら育ったのが、『シークレット・ウォーズ』でした。とてつもなく野心的で、『インフィニティ・ウォー』や『エンドゲーム』よりも壮大になるだろうな。その分、(映像化は)一大事業なんです。あの2部作は本当に大変でした。それよりもずっと壮大な2部作を作るですって?一晩寝てじっくり考えなければいけないくらいですよ。」

今後、30以上もの企画が用意されているとも言われるマーベル・スタジオで、『シークレット・ウォーズ』の映像化企画については音沙汰は無し。ルッソ兄弟は以前にも、同企画が実現したらインフィニティ・サーガを超えるという旨の発言をし、作品のスケールを強調していた。一方、現在展開されているMCUフェイズ4は『エンドゲーム』後の余波をテーマとしており、ヒーローたちの世代交代も盛んに行われている。少なくとも『シークレット・ウォーズ』の実現はフェイズ5以降となる見立てだ。

マーベル・スタジオといえば、待機作を一挙発表するスタイルでも有名。2022年6月下旬には「今後数ヶ月」で新サーガの計画が発表される可能性が、ケヴィン・ファイギ社長から示唆されていた。その発表の場としてまず最初に訪れるのが、マーベル・スタジオの出展も決まっている2022年7月20〜24日開催のサンディエゴ・コミコンだ。ルッソ兄弟によるこのたびの発言も相まって、同イベント最大級の注目を集めることになるだろう。

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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