「映画館を守るのは観客ではない、行く価値のある映画を作るのが僕たちの仕事」とライアン・ゴズリング、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』舞台挨拶で熱く語る

“映画館を守るのは観客の責務ではなく、作り手の仕事だ”──。俳優ライアン・ゴズリングが、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の公開初日、満員の客席を前にして自らの考えを語った。
新型コロナウイルス禍以降、ハリウッドでは映画館に観客が戻っていないことが大きな懸念となっている。ストリーミングサービスの台頭もあり、年間の興行成績は2019年の水準に戻っていないのが現状だ。フィルムメイカーやスター俳優、スタジオ幹部たちが、“劇場に足を運んでほしい”と呼びかける光景は珍しいものではない。
しかし、ゴズリングの考え方は少々違っているようだ。サプライズで『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の舞台挨拶に登場したゴズリングは、「6年前にこの脚本を受け取ったとき、今までで最も野心的で、実現は不可能に思えました」と語った。それでも、「あまりの素晴らしさに挑戦せずにはいられなかった」と。
「6年経って、僕たちはやり遂げました。そして、僕たちは劇場に戻ってきた。映画館を存続させるのはみなさんの仕事ではありません。みなさんが出かける価値のあるものを作ること、それが僕たちの仕事なのです。」
上映前の舞台挨拶とあって、ゴズリングは観客に対し、「みなさんはこれから別の銀河へ旅立ち、エイリアンと親友になり、星々を救うことになります」とも呼びかけた。「この映画はみなさんのためのものです。旅を楽しんでください!」。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』はAmazon MGM Studios製作のため、広く言えばストリーミング企業が手がけた大作映画だ。企画自体はAmazonの買収以前からMGMが準備していたため、従来の映画スタジオが立ち上げた作品だったが、これを配信サービスが引き継いだ形といってよい。
ただし結果として、本作の米国オープニング興行収入8,050万ドルという数字はAmazon史上最高。ストリーミング企業による劇場興行としても指折りの成績となり、「観客が出かける価値のある映画」ができあがったことが証明された。全世界興行収入は1億6,000万ドルを突破し、さらなるヒットにも期待がかかる。
映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は公開中。
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Source: Project Hail Mary






























