オスカー・アイザック&ジェシカ・チャステイン共演、HBOリメイク版「ある結婚の風景」新予告編が米公開

イングマール・ベルイマンによるドラマ「ある結婚の風景」(1973)が、オスカー・アイザック&ジェシカ・チャステイン共演・製作総指揮、「Scenes From a Marriage(原題)」としてリメイクされる。この度、HBO製作による本作の新予告編が米国公開された。
オリジナル版は当初、ドラマシリーズとして製作された作品で、1974年に劇場版が公開された。スウェーデンで幸せな結婚生活を送っていた弁護士の夫と大学教授の妻。ある日、ふたりは模範的な結婚生活に関する取材を受けることになった。数日後、記事を読んだふたりは、あまりにも空虚で退屈な生活を送っていることに気付かされ、次第に夫婦の間に亀裂が生じていく。
ワンシーズンのみのリミテッドシリーズとなるリメイク版では、アメリカ人夫婦の視点を通して、オリジナル版同様の題材である愛情や嫌悪、結婚、離婚、一夫一婦制が描かれる。チャステインが演じるのは、ハイテク企業の経営者で、自信と野心に溢れたミラ。一方でアイザックは、頭脳明晰で親切な哲学教授のジョナサンにふんする。
このたび公開された予告編では、ふたりの幸せな日々が捉えられていく一方で、ミラがジョナサンに別れを一方的に告げる姿が映し出されている。「何も話すことはない」「この状況はなんだ?なんで話せないんだよ」「私がどれだけここから離れたかったか知ってる?今すぐにでもここから出ないと気が狂いそうになる」。理解に苦しみ別れを受け入れられずにいるジョナサン、別れの決意を固めた様子のミラ。幸せそうに見えたふたりの結婚生活には一体何があったのか?
キャストにはほか、「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」(2015-2019)スニータ・マニ、『42 〜世界を変えた男〜』(2013)ニコール・ベハーリー、『アントマン』(2015)コリー・ストールらが名を連ねている。監督・脚本を手掛けたのは、「アフェア 情事の行方」(2014-)のハガイ・レヴィ。製作総指揮にはアイザック&チャステインのほか、『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』(2020)のM.ブレア・ブレアード、『ロビン・フッド』(2010)のマイケル・エレンベルクらが就任している。
ドラマ「Scenes From a Marriage(原題)」は、ヴェネツィア国際映画祭でお披露目されたのち、2021年9月12日よりHBO Maxにて米国配信開始。