『マダム・ウェブ』ベン・パーカー役、アメコミ映画再演に消極的?「わからないです」

「おそらく、もう2度とやりませんね」。『マダム・ウェブ』主演のダコタ・ジョンソンはスーパーヒーロージャンルに懲り懲りだと話したが、同作で彼女と共演したアダム・スコットも、このジャンルへの再訪へはあまり乗り気ではなくなってしまったようだ。
「わからないです。絶対にない、とは言いません」。ベン・パーカー役を演じたスコットは、スーパーヒーロー映画への再びの関心を米Comicbook.comに尋ねられて、そう答えている。「観客の一人として参加するジャンルかなと思います。そういう映画を観るのは好きですし、全部観ていますよ」と続けていることから、今は積極的に再演の機会を望むよりも、一定の距離感を保ちたいと考えている模様。
『マダム・ウェブ』はソニー・ピクチャーズの他のスパイダーマン関連作とは違って、唯一ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラが製作を手がけた作品だ。未来予知能力をもつ主人公を中心に、様々な能力を持つ未来のスパイダーウーマンたちが登場。将来的なクロスオーバーの可能性も秘めていたが、興行面・批評面での失敗や、冒頭に記した主演俳優の消極性、ユニバース自体の計画不明によって、今後の再活用の余地はますます少なくなっている。
同作については、アーニャ役のイザベラ・メルセードも「頑張ってくれた皆さんに申し訳ない。 “船頭多くして船山に登る”って感じだった」と苦く語り、プロデューサーのボナヴェンチュラも「辛かった。頭を斧でやられた感じ」とショックを受けている。ほとんど唯一、メアリー・パーカー役のエマ・ロバーツは「とっても楽しかった」「是非また演じたいです。次はもう少しアクションもやってみたいかな」と前向きな姿勢を示していた。スコットが演じた役は同作世界でのスパイダーマンに繋がる重要なキャラクターとなっていたため、見納めとするには少々勿体無い気もするが……?
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