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『ドクター・ストレンジ』監督、大作映画の公開延期にも期待示す ─ 『ブラック・ウィドウ』などMCU5作品の延期に反応

スコット・デリクソン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48470901031/

2020年4月4日、マーベル・シネマティック・ユニバース映画『ブラック・ウィドウ』『エターナルズ(原題:The Eternals)』など5作品の公開延期が発表された。これを受けて、『ドクター・ストレンジ』(2016)のスコット・デリクソン監督が自身のTwitterで今後への期待を寄せている。

こうしてスタジオの看板作品の公開が延期されることは、作品全体の品質を向上することに繋がるでしょう。脚本やプロダクション・デザインに費やせる時間が増えるので。『ブレードランナー』(1982)が何故ここまで素晴らしいのかというと、リドリー・スコット監督含めチームが長い時間を費やしてまで、ビジュアルにこだわったからです。」

また、デリクソン監督は『ドクター・ストレンジ』製作当時についても振り返った。「ベネディクト・カンバーバッチに出演してもらうため、5ヶ月ほど公開を延期することにしたんです。もし延期しなかったら、納得のいく脚本を完成させることも、ビジュアルを成功に導くことも出来ませんでしたね」。現在、ハリウッドでは多数の映画が公開延期となっている。しかし、こうした可能性を勘案するならば、公開延期も単に“残念なお知らせ”ではないということだ。

ちなみにデリクソン監督は、2020年1月、『ドクター・ストレンジ』の続編『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』から降板している。マーベル・スタジオとの創造上の相違によるものだという。しかし、もしかすると本件も時間さえあれば、お互いに納得のいく結果にたどり着けたのかもしれない……。なお、デリクソン監督はエグゼクティブ・プロデューサーとして企画に残留する予定だ。

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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