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『ブラック・ウィドウ』11月に米公開決定、『エターナルズ』2021年へ ─ 『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』まで計5作品が公開日変更

ブラック・ウィドウ
(c)Marvel Studios 2021

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で世界的に公開延期となっていた、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『ブラック・ウィドウ』の新たな米国公開日が2020年11月6日に決定した。米ウォルト・ディズニー・カンパニー/マーベル・スタジオが発表した。

『ブラック・ウィドウ』は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)を経て、MCUの「フェイズ4」を開幕する作品であり、スカーレット・ヨハンソン演じるナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウを主人公とする初めての単独映画。当初、2020年5月1日に日米同日公開と告知されていた。

本作の新たな米国公開日である2020年11月6日は、もともと、同じくMCUの新作映画『エターナルズ(原題)』の米国公開日だった日付。今回の延期を受け、『エターナルズ』以降の4作品はすべて1本ずつ公開スケジュールが繰り下げられることとなった。『エターナルズ』は2021年2月12日、『シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(原題)』は2021年5月7日、『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』は2021年11月5日、『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題)』は2022年2月18日の米国公開と告知されている。

マーベル・スタジオは、『ブラックパンサー2(仮題)』を2022年5月6日に米国公開予定と発表していたが、こちらのスケジュールに変更はない。Disney+では「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」「ワンダヴィジョン」「ロキ」「What If…?」(それぞれ原題)などのテレビシリーズを準備していたが、これらの配信計画に変更が生じるかどうかはいまだ不明だ。それにしても、『ブラック・ウィドウ』の延期がこれほど大規模な影響を及ぼすとは、さすがは“すべてが繋がる”MCUと言えそうだ。

なお現在、マーベル・スタジオは『ブラック・ウィドウ』『エターナルズ』のポストプロダクション(撮影後作業)をリモートワークで進行しているとみられ、『シャン・チー』は本撮影をやむなく中断。『ドクター・ストレンジ』続編は2020年6月の撮影開始を目指していると報じられたが、新型コロナウイルスをめぐる状況は依然として先が読めないままだ。

なお今回、一連のアナウンスに加えて、『キャプテン・マーベル』(2019)の続編映画『キャプテン・マーベル2(仮題)』が2022年夏に米国公開されることも正式に発表された。さらにマーベル・スタジオによると、2022年10月7日にも新作映画(タイトル未定)を控えているという。

『キャプテン・マーベル』続編情報はこちら

Source: Variety, Deadline, The Hollywood Reporter, Marvel

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。