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ストーリーが先か、テクノロジーが先か?『search/#サーチ2』監督とプロデューサーに聞いてみた【動画インタビュー】

物語がすべてPCの画面上で展開していくという革新的なアイデアと巧みなストーリーテリングで話題となった映画『search/サーチ』シリーズ第2弾が『search/#サーチ2』が公開中だ。

全画面伏線アリ。2018年、世界中の観客に「全く新しい映画体験」をもたらした映画『search/サーチ』が放つ、新たなる衝撃。行方不明になった娘を父親がネットを駆使して捜索した前作から構成は一転、今度は行方不明になった母を娘が探す。Z世代の主人公ジューンはスマホやネットに慣れており、デジタル上で直感的に捜索を進める展開が新しい。

THE RIVERでは、本作から監督を務めたウィル&ニックコンビの1人ウィル・メリックと、前作から引き続き製作を手がけるナタリー・カサビアンに動画インタビューを行った。ストーリー製作の興味深い裏側を聞いている。

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『search/#サーチ2』監督ウィル・メリック&製作ナタリー・カサビアン 動画インタビュー

──前作『search/サーチ』も大好きでしたが、この続編も最高でしたよ!新しいアプリやガジェットも登場しましたね。ストーリーを考えるときに、はじめに登場させたいアプリやガジェットありきで考えるのですか?それとも、まずストーリーが先にあって、後から使えそうなアプリやガジェットを探すのでしょうか?

ウィル・メリック:かなり素晴らしい質問ですね!言わば“ニワトリタマゴ”のような感じです。ストーリーの大部分の概要はオリジナルの脚本家、セヴ・オハニアンとアニーシュ・チャガンティが書いているんですが、そこに僕たちがアプリやアクションシーンを足していくんです。

製作の最初の頃は、1作目でやっていないものは何か、まだ見たことのないものは何かを探していました。そこから、どんなキャラクターにするのか、どういう生活を送っているのか、どういう人物像にするのかに進んで行きました。あとは、それをうまく混ぜ合わせて、つなげていったという感じです。

──前作の監督を手掛けたアニーシュ・チャガンティからは、どのようにメガホンを引き継ぎましたか?

ウィル:アニーシュとナタリーとは、密に連携をとって製作しました。技術的な面でのトリックはわかっていましたが、唯一の疑問は、どうやって前作をさらに進化させるかということでした。僕らに監督のバトンを渡すと決められてからすぐ、特にアニーシュが手厚くサポートされてきたので、本当に助かりました。

──お二人は、テック系には詳しい?

ナタリー・カサビアン:彼は詳しいですよ。謙遜していますけど。

ウィル:僕はテレビのリモコンの使い方すらわからないです。

ナタリー:いやいや、彼とニック・ジョンソン(監督)はかなり詳しいですよ。もう知り合ってから数年になるし、2作を一緒に作ったけど、いまだに時々何を話しているかわからない(笑)。

ウィル:「色収差」とかね。

ナタリー:それはわかる!(笑)とにかく、2人はすごく詳しくて。私は、平均よりちょっと詳しいくらいかな?

ウィル:Googleドライブも使いこなすしね。

ナタリー:うん、GoogleドライブもDropboxも使いこなします(笑)。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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