セバスチャン・スタン、初期作「ゴシップガール」で主演のエージェントから「やり過ぎ」と注意されていた

マーベル作品のバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役や「パム&トミー」(2022)などで知られ、近年も活躍が目覚ましいセバスチャン・スタンが、キャリア初期作として知られる「ゴシップガール」(2007-2015)の撮影現場を振り返り、主要キャストのエージェントから注意されたことを明かした。
放送当時、特にティーンから絶大な人気を誇った「ゴシップガール」では、米ニューヨークはマンハッタンに位置する高級地区アッパー・イースト・サイドを舞台に、リッチな高校生たちの綺羅びやかな世界が描かれた。セバスチャン・スタンは25歳の時、富を捨て世界中を旅していた放浪者のカーター・ベイゼン役で「ゴシップガール」にゲスト出演し始めた。
米Vanity Fairとのインタビューで、スタンは当時一緒に住んでいたルームメイトとカーター役を競ったことなどを振り返る中で、主演のひとりを務めたチャック・バス役のエド・ウェストウィックとの共演シーンについて回顧。「当時は自分にとって比較的新しいことばかりだった」と語るスタンは次のような経験をしていた。
「現場ではこんなことがあったのを憶えています。エド・ウェストウィックの当時のエージェントの人が僕のところにやって来て、引っ張るんですよ。そしたら彼は、“やり過ぎだよ”って。“抑えてくれ”って言われました。その後(製作側が)何年間も僕を呼び戻してくれたのはラッキーでしたけど。」
スタンが演じたカーターは、チャックたち高校生の年上で、大学院卒業後に旅をした大人。「富より経験」というカーターの持論にナンセンスだと言うチャックに対して、親友のネイトは目を輝かせ、知識や人生経験が豊富なカーターにくっつくようになった。そのためチャックとカーターは対立関係にあり、主演であるウェストウィックのエージェントがゲスト出演のスタンを注意した動機も想像できなくはない。恐らくウェストウィックに花を持たせたかったのだろう。
このような経験を楽しそうに語るスタンは、「ゴシップガール」に出演した4年間について、「ある意味で得るものが大きかった時期でした」と語る。さらに「僕はニューヨークで育って、ニューヨークシティで仕事をしてきたので、故郷にとどまれたことにはすごく興奮しました」と20代を振り返り、「成長できる大きな経験でした」と「ゴシップガール」がキャリアの後押しになったことを明かした。
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Source: Vanity Fair