『シャーロック・ホームズ』第3作、実現は「ロバート・ダウニー・Jr.に任せている」とガイ・リッチー

ロバート・ダウニー・Jr.&ジュード・ロウ主演、『シャーロック・ホームズ』シリーズは世界中のファンに愛され、今もなお続編が待ち望まれている作品だ。ロバート演じるホームズとジュード演じるワトソンが、その観察眼と推理力、そして身体能力を駆使して事件解決に挑むサスペンス・エンターテインメントである。
ところが本シリーズは、現時点で新作の予定が立っていない。2018年には第3作が正式発表されたものの、企画はなかなか進まず、2022年にはコロナ禍のため頓挫したと語られていたのだ。では実際のところ、『シャーロック・ホームズ』は現在どのような状況にあるのか? 第1作『シャーロック・ホームズ』(2009)、第2作『シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム』(2011)の監督であるガイ・リッチーがColliderに語った。
「(『シャーロック・ホームズ』は)ロバートに任せているんですよ。ロバートが(企画を)預かりたいという話だったので、ボールは彼の手に渡っています。脚本のことも、全体的なこともロバートが預かっているんです。また関われる時まで、僕は退場している状態ですね。」
あくまでもリッチーは「ロバートに任せている」とのスタンスであり、現実的に第3作が実現する可能性については言及していない。2022年4月には『シャーロック・ホームズ』のスピンオフドラマが米HBO Maxで製作されること、ロバートもプロデュースに関わることが報じられていたが、こちらも同じくロバート次第だと考えられる。
なお事実上の企画凍結に至るまで、第3作の監督に就任していたのは『ロケットマン』(2019)のデクスター・フレッチャー。以前は「(製作の)時期はわかりませんが、私は作られるべきだと信じています。適材適所と適切なタイミングが全てです」と述べており、将来的な企画復活にも前向きだった。
現在、ロバートは出演・製作を兼任するHBOドラマ「ザ・シンパサイザー(原題)」を撮影しているほか、クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー(原題)』が公開待機中。シェーン・ブラック監督と再タッグを組む『Play Dirty(原題)』も準備中だ。『シャーロック・ホームズ』に再び追い風が吹くのはいつになることか?
▼『シャーロック・ホームズ』の記事
【ネタバレ】「スケルトン・クルー」でジュード・ロウ『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』キャストと再共演がこっそり実現 いよいよ最終話へ 『シャーロック・ホームズ』続編やるつもりとジュード・ロウ、「新しい脚本がある」 やって 『シャーロック・ホームズ』第3作は「存続している」 ─ ダウニー・Jr.&ジュード・ロウ、今でも年に数回は会っている 「心の中では」 『シャーロック・ホームズ』新ドラマ製作決定、若きシャーロックを描く ─ 映画版のガイ・リッチー監督就任、主演も発表 「爆発的に再創造する」 『ドクター・ドリトル』故・藤原啓治を振り返る ─ トニー・スタークやシャーロック・ホームズ、洋画吹替キャリアを再訪 3年が経ちました
Source: Collider