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マーベル映画『シャン・チー』は家族と友情、繋がりを描く ─ ヴィランのマンダリンに新設定か、ファンの推測始まる

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の2021年公開作品シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(原題)』について、監督を務めるデスティン・ダニエル・クレットンが作品のテーマを示唆した。

クレットン監督は、ただいま最新作『黒い司法 0%からの奇跡』(2020年2月28日公開)のプロモーション中。ポッドキャスト「They Call Us Bruce」では、『黒い司法』に続く新作となる『シャン・チー』について、MCUの大作映画ゆえ「『黒い司法』とはまったく違った種類の作品になります」と発言。しかし、両作には確かな共通点があることも認めている。

「共通するのは、エモーショナルな側面があることと、友情や家族、繋がりをきちんと描く作品になるということです。」

MCUに新たに参戦する主人公シャン・チーは、1973年、ブルース・リー主演『燃えよドラゴン』(1973)の米国における人気に影響されて誕生した“マスター・オブ・カンフー”と呼ばれるヒーロー。実はシャン・チーと“家族”というテーマは、コミックにおいても極めて重要なもの。シャン・チーの父親フー・マンチューは、世界の支配を目論む犯罪組織のボスであり、すなわちシャン・チーにとって父親は戦うべき相手なのだ。

もともとフー・マンチューというキャラクターは、マーベルのオリジナルではなく、イギリスの作家サックス・ローマーが作り出したもの。すでにマーベルはフー・マンチューの使用権を失っているため、映画版『シャン・チー』にフー・マンチューを登場させることはできない。しかし映画化にあたって、“宿敵が父親”というキャラクターの核が継承されないことは考えづらいだろう。そこでファンの間では、フー・マンチューの代わりに、テロ組織テン・リングスの首領マンダリンがシャン・チーの父親という設定になるのではないかと推測されているのだ。

マンダリンは『アイアンマン3』(2012)で初登場したものの、同作でベン・キングズレーが演じたのはマンダリン本人ではなく、雇われてマンダリンに化けていた俳優にすぎなかった。この設定にはコミックファンからの批判も集まったが、『シャン・チー』ではいよいよ本人が登場し、『インファナル・アフェア』『レッド・クリフ』シリーズのトニー・レオンが演じる。もしもファンによる現在の推測が的中していれば、再びマンダリンは新解釈・新設定での映像化となる。

ちなみに本作のタイトルとなっている「テン・リングス」は、マンダリンの指揮するテロ組織の名前であり、コミックではマンダリンが操る10個の指輪の名称でもある。天才科学者であり格闘家のマンダリンは、異星の技術を活用した、それぞれに人間の能力を増強するテン・リングスを力の源としている。映画のタイトルを訳すと「シャン・チーとテン・リングスの伝説」となるだけに、本作にアイテムとしてのテン・リングスが初登場する可能性も十分にありそうだ。

映画『シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(原題:Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings)』は2021年2月12日に米国公開予定

Sources: They Call Us Bruce, ComicBook.com

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。劇場用プログラムや各種媒体への寄稿なども喜んで承りますので、お気軽にお尋ねください。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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