『シャザム!~神々の怒り~』公開延期、再撮影が原因との噂が否定される ─ 監督「これ以上の撮影は決してありません」

DC映画『シャザム!』(2019)の続編『シャザム!~神々の怒り~』の公開延期について、監督のデヴィッド・F・サンドバーグが製作トラブルの噂を否定した。
米ワーナー・ブラザースは、2022年8月24日に『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム(原題)』および『シャザム!~神々の怒り~』の米国公開延期を発表。ポストプロダクション(撮影後作業)のために延期が決まった『アクアマン』続編に代わり、『シャザム!』続編を2023年3月17日に米国公開することを決定していた。もともと本作は2022年12月21日の米国公開予定だっただけに、一部では「ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの新体制が作り直しを要求している」との噂が流れたのである。
しかし今回、サンドバーグ監督はInstagramのストーリーにて、「『シャザム!』の再撮影をしているというのは本当ですか?」との質問に対し、「『シャザム!』に手を加えているという報道を見ましたが、事実ではありません」と明言。すでに実写映像の編集は終わっており、現在は音響や色彩、VFXの調整に進んでいることを強調した。もともと監督は、延期の発表時点で音響調整作業の最終段階にあることを明らかにしていたのだ。
また監督は、スタジオ側の反応についても「誰もがこの映画に満足していますし、公開日が変わったというだけで作業を伸ばすことはありません」と記し、「『アクアマン』の本来の公開日がこの作品には適切だと判断された、そのことが延期の理由です」ともコメント。「これ以上撮影することは決してありません」と再撮影の実施をきっぱりと否定している。
ちなみにサンドバーグ監督は、「公開延期についての思いを聞かせてください」との質問にも「公開を待ち望んでいますが、おそらく3月がよりよい日程」と応答。「きちんと12月に公開することもできたと思いますが、IMAX上映はなかったでしょう。少なくとも(初期に予定されていた)2023年6月よりは早いですから」として、ファンへの理解を求めた。

『シャザム!~神々の怒り~』には、シャザム役のザッカリー・リーヴァイ、ビリー役のアッシャー・エンジェル、フレディ役のジャック・ディラン・グレイザーら前作の主要キャストが続投。アトラスの娘である3姉妹を名優ヘレン・ミレン、『キル・ビル』(2003-2004)などのルーシー・リュー、そして『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)の新鋭レイチェル・ゼグラーが演じる。
映画『シャザム!~神々の怒り~』は2023年3月17日に米国公開予定。日本公開日はアナウンスされていない。
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