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『ソー:ラブ&サンダー』、ソーとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのコントのような未公開シーンが米公開

ソー:ラブ&サンダー
©Marvel Studios 2022

コメディ色の強かったマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ソー:ラブ&サンダー』より、ソーとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーが繰り広げるコントのような未公開シーンが米公開された。

『ソー:ラブ&サンダー』の冒頭で、ソーはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々と行動を共にしながらも、これまでの戦いで多くを失い、スーパーヒーローの在り方について迷うようになったソーは自分探しモードに入っていた。

AV Club限定で掲載された未公開シーン「Wasting Time(時間の無駄)」では、山頂で自分の内なる声と向き合うために瞑想にふけるソーの元へ、ガーディアンズのリーダーであるスター・ロード/ピーター・クイルとマンティスが登場。クイルが、惑星インディガーを守る戦いにソーの力が必要だと訴え、加勢を頼み込む。

ところが、「俺のスーパーヒーローの日々は終わった」と呟くソーは一向に耳を貸す気配を見せなかったため、クイルがマンティスにテレパシーを使って何とかしろとけしかける。少しビクビクしながらも、マンティスがソーの額に手を触れると多くの死を感じ取ったようで、「彼が愛する多くの人の命が尽き、その血が自分の手に流れていると感じている」と、ソーの心を代弁する。

さすがのクイルも、これ以上言ってもムダだと察したのか、「もういいよ。そこに座ってろ。そこにいてヒーローになるな!」と言い放って立ち去ると、今度はソーが折れ、「罪のない人々を助けても損はないだろう。じゃあ、取りかかろうぜ」と言ってクイルの頼みを承諾。木のように根を張っていたストームブレイカーを土から引っこ抜いたソーが、魔法使いのホウキのように武器にまたがり、クイルとマンティスに後ろに乗るように促す。

ところが、さすがに3人乗りは重量オーバーだったのか、いくらソーがストームブレイカーを発進させようとしてもウンともスンとも反応がない。「カウントしてジャンプするぞ」とソーが「ワン、ツー、スリー」と数え、3人一緒にポンっとジャンプしてみるが結果は同じ……。「時々、上手くいかないんだよな」と、ついに諦めたソーは「Wasting Time(時間の無駄だな)」とブツブツ言いながら、3人はバトルが始まっているインディガーの都市へ向かうという、まるでコントのようなやりとりだ。

『ソー:ラブ&サンダー』で、もっとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとソーの絡みが見たかった……と感じていたファンにとっては、嬉しい未公開シーンではないだろうか。なお同作には、削除された膨大な未公開シーンが存在するといい、先行してクセの強い神が登場する映像が米リリースされていた。

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Source:AV Club

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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