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マーベルドラマ「シーハルク」監督にコメディの名手が契約交渉中 ─ 「デッド・トゥ・ミー」など手がける

マーベル

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「シーハルク(原題:She-Hulk)」に、監督・製作総指揮としてカット・コイロが契約交渉に入っていることがわかった。米Deadlineなどが報じている。

「シーハルク」の主人公は、コミックでブルース・バナー/ハルクの従姉妹という設定の弁護士ジェニファー・ウォルターズ。ある殺人事件に関与した男の弁護を依頼されたことから命を狙われ、銃撃を受けて重傷を負った彼女は、ブルースからの輸血で一命を取り留める。しかしジェニファーは、ブルースの血液に含まれるガンマ線の影響を受け、ハルクとしての能力も手にするのだった。

このたび交渉に入っているカット・コイロは、映画『ウソはホントの恋のはじまり』(2013)をはじめ、ドラマ「ブルックリン・ナイン-ナイン」「シェイムレス 俺たちに恥はない」「シングル・ペアレンツ」「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」などのコメディ、あるいはコメディの要素を持つ作品を多数手がけてきた。次回作はジェニファー・ロペス&オーウェン・ウィルソン主演の恋愛コメディ『Marry Me(原題)』である。

無事に契約が締結された場合、コイロは「シーハルク」のパイロット版と複数のエピソードを監督する予定。シーハルクの単独シリーズにコメディの名手が就任する方向性自体が興味深いが、脚本に「リック・アンド・モーティ」などのジェシカ・ガオが起用されているところにも注目だ。マーク・ラファロによるMCU版ハルクも含め、ハルクの映像化にはやや内省的な印象もあるが、「シーハルク」は明るく爽やかな作品になるのかもしれない。

ドラマ「シーハルク(原題:She-Hulk)」の撮影時期は不明。キャスティングがどうなるのかも気になる…!

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。