ドラマ「シャーロック」マーティン・フリーマン、シーズン5の行方に言及 ─「終止符は打っていない」

ベネディクト・カンバーバッチ＆マーティン・フリーマン共演、人気ドラマシリーズ「SHERLOCK シャーロック」は、シーズン4を最後に製作が途絶えている。果たして、シーズン5が製作される可能性はあるのだろうか……？

本作は、コナン・ドイルによる小説を翻案した作品。21世紀の英国といった現代に舞台を置き換えて展開される本作では、シャーロック・ホームズ（ベネディクト・カンバーバッチ）がスマートフォンやインターネットを駆使して、パートナーのジョン・ワトソン（マーティン・フリーマン）と共に難事件に挑む姿が描かれていく。

古典的な探偵の代名詞ともいえるシャーロック・ホームズに、現代的な要素を取り入れたことでも話題となった本作。シーズン4が、2017年1月に英放送されてから4以上の月日が経過しているものの、いまだシーズン5の製作に関する情報は一切届いていない。もっともベネディクト・カンバーバッチは以前、「やらないとは絶対に言いません」「良い脚本がであれば、いつの日か」と前向きな姿勢を示していた。

そんな中で今度は、マーティン・フリーマンがシーズン5について言及した。米Colliderのインタビューにて、フリーマンは「可能でしょう」と答えている。「ドラマに終止符は打っていません」としながら、「一時停止状態のままにして作品から去っている」と説明を付け加えた。「“終止符を打ってしまった”と誰もが思いたくなかったのかもしれませんね」。

どこか一歩引いたような答えにも思えるが、それはそもそも「SHERLOCK シャーロック」に今も需要があるのか本人にもわからないからのようだ。

「正直なところ、私は何事においても賞味期限が切れないことが重要だと考えています。それを過ぎないようにしなければなりません。つまり、製作できる状況になった時にはまず、関心がほかに移っていないかを見極める必要があるでしょう。だから私にはわかりません。」

もっともフリーマンは今でも、本作に参加してきたことを誇りに思っているようだ。「私が参加してきた作品の中で、最も素晴らしい脚本のひとつです。私が参加してきた中で、最も素晴らしい監督作のひとつでもあります」。ただ、それでも4年以上も経っていることから、どうなるかは予測できないようで、ドラマではないほかの可能性にも言及している。「もしかしたら、1回限りのものになるかもしれませんね」。つまり、映画化企画としての継続もあり得るということだろう。映画化に関しては、カンバーバッチも言及していたため、ふたりの考えは一致しているようだ。

Source:Collider