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「SHOGUN 将軍」浅野忠信、独自のセリフ回しにこだわり「まず自分の言葉に置き換える」 ─ 反響に驚き「今度は日本が受け入れ体制を」【インタビュー】

SHOGUN 将軍
© 2024 Disney and its related entities

──浅野さんは『マイティ・ソー』や『モータルコンバット』など、日本映画とハリウッド映画の両方をご存知でいらっしゃいます。「SHOGUN 将軍」は、初めてハリウッドが日本を本気で描き、ほぼ日本人キャストで製作された革命的な作品として語られています。これを機に、ハリウッドにおける日本人の存在感は増すと思いますか?

これを皮切りに、アメリカがもっともっと日本の作品を撮ってくれればと思います。今度は逆に、日本側ですよね。日本が受け入れ体制をきちんと作っていくべきだと思います。今まで、『沈黙 -サイレンス-』(2017)という映画でもなんでも、チャンスはいっぱいあったけど、日本での撮影をしていないから。

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「SHOGUN 将軍」や『沈黙 -サイレンス-』だって日本で撮影するべき作品だったわけで。なんとしてでも、日本は受け入れていかないといけないと思う。じゃないと、こういうチャンスが他の国に流れてしまう。もちろん他の国に行くのもありがたいことだけど、日本人がここで学ぶことはまだまだたくさんありますから。

これは真田さんが作ってくれた大きなチャンスです。日本人は、きちんと受け止めるべきだと思います。

SHOGUN 将軍
© 2024 Disney and its related entities

──「SHOGUN 将軍」プロデューサー陣に取材した際、「私たちアメリカ人にとって日本人俳優は新しい存在。こんな才能が存在することを私たちは知らなかった」と話していました。日本の俳優たちは、海外に進出して活躍する準備は整っている?

僕自身、少ない作品数ですけど、アメリカで仕事をしたり、若い頃にヨーロッパの映画祭にたくさん行って思ったのは、映画の中での共通言語があるということ。そういうことを、日本のスタッフ、特に俳優は知るべきだと思います。世界においての共通言語として何があるのか。映画が共通して持っている力や、必要とされているものが何なのかを知った上で演技をすることも、これからやっていくべきだと思いますね。日本だけのやり方ではなくて、もうちょっと色んなアプローチがあるということを知るべきだと思います。

──ちなみに、藪重役が浅野さんの元にやってきた経緯は?

オファーをいただきました。本当に面白い役が来たと思いました。「面白い」というのは、安心材料ではないんですね。むしろ、これは大変だということです。どうすれば、面白い本が面白いと思われるのかを考えるのが、とても大変なんです。いやぁ、これは気合を入れなきゃなと思いましたね。

SHOGUN 将軍
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ドラマ「SHOGUN 将軍」はディズニープラスで独占配信中。

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Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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