真田広之らアメリカの情報番組に出演、ドラマ「SHOGUN」をアピール

ハリウッド戦国ドラマ「SHOGUN 将軍」が、いよいよディズニープラス「スター」にて独占配信開始となった。アメリカではHulu / FXでの登場だ。リリースに先駆け、主演と製作を務めた真田広之と、戸田鞠子役のアンナ・サワイはアメリカの情報番組を行脚。「SHOGUN」に込めた思いを、英語でアピールした。日本人俳優が作品の顔役として現地の番組にゲスト出演するのは稀なことだ。
アメリカ朝の情報番組としてお馴染み「Good Morning America」では、番組ホストに作品を絶賛されながら登場。「本作の魅力を二言、三言(couple of words)で表すのなら?」と尋ねられると、真田は「二言、三言ですか……(couple of words……)」と困ったような反応を見せて笑いを掴み、「壮大なヒューマン・ドラマです。政治戦略や家族劇、恋愛劇も全てがひとつ詰まっています」と紹介した。
海外生活が長く英語が堪能なアンナ・サワイは、「1600年の日本に英国人が流れつくのですが、当時は5人の武将が権勢を張り合っていたんです」と設定を紹介。本作が米レビューサイトのRotten Tomatoesで100%を獲得していることについて「滅多にないことですよ」と振られると、真田は「素晴らしいことです」と喜び、その制作に日本の意匠と魂がどれだけ込められているかを語った。
真田とサワイはアメリカの主要ニュース番組ABC Newsにもゲスト出演。こちらの番組で真田は「SHOGUN 将軍」について、「私たちの文化を世界に紹介する、素晴らしい機会となりました」と語り、より忠実な形で日本を描いたというこだわりをアピールした。
これを受けてサワイも、「これまでの日本人女性キャラクターは、ただ戦っているか、物静かでいるか、キュートでいるか、深みのないものばかりだったように思います。あるいは、ステレオタイプに基づくセクシーなものでした」と述べ、「SHOGUN 将軍」で演じた戸田鞠子は「日本人女性が見ても共感できるような、弱さもあり、抱えているものもあり、それでも芯は強いというものにしたかったんです」と訴えた。
いずれの番組内でも、日本語のセリフによる本編映像のほか、日本人クルーが大勢登場する制作舞台裏の映像も紹介。「SHOGUN 将軍」を通じて、日本の風景がアメリカの視聴者に届けられた。
「SHOGUN 将軍」はディズニープラスの「スター」で独占配信中。