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『ソー&ロキ:ダブル・トラブル』発売 ─ ソーとロキの掛け合いがとにかく楽しいドタバタ劇【邦訳アメコミ】

ShoPro(小学館集英社プロダクション)より、マーベル邦訳アメコミの新刊『ソー&ロキ:ダブル・トラブル』が2022年4月21日頃発売となる。

ケンカするほど仲がいい(?)ソーとロキが大暴れ。マリコ・タマキ×グリヒルによる「ダブル・トラブル」シリーズ第2弾だ。

本作『ソー&ロキ:ダブル・トラブル』の脚本を担当するマリコ・タマキはカナダ出身のライターで、いとこのジリアン・タマキと手がけた『THIS ONE SUMMER』(岩波書店刊)がアイズナー賞、プリンツ賞、イグナッツ賞など数々の賞を受賞して注目を集めた実力派。DCコミックスのYAシリーズ作品『ハーレイ・クイン:ガールズ・レボリューション』(小社刊)などの作品でも知られている。

作画担当のグリヒルは、日本人の人気イラストレーターユニットで、最近では同じくDCのYAシリーズ作品『スーパーマン・スマッシュ・ザ・クラン』(小社刊)がアイズナー賞、ハーヴェイ賞を受賞したことでも話題に。そんな人気と実力を兼ね備えた二人のクリエイターが手掛ける本作は、同じコンビで取り組んだ『スパイダーマン&ヴェノム:ダブル・トラブル』(ヴィレッジブックス刊)に続く2作目で、前作と同様に対照的なコンビのドタバタ劇を描いた作品。

今回も、いつものように兄弟げんかをはじめた雷神ソーと悪戯の神ロキ。ロキはソーに「試練」と称して父オーディンの宝物庫から魔法の角笛を盗みだすようそそのかす。すったもんだの末に手に入れた角笛で、なんとロキは街を破壊する大蛇を召喚してしまったからさあ大変。アスガルドは大混乱に陥ってしまう。挙げ句の果てに、不思議な力によって二人はそろって異世界に飛ばされてしまい……。

異世界では、2022年公開予定の新作映画『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題)』への登場が発表されて話題になっている女性版ソーや女性版ロキも登場して、事態はますますややこしいことに。はたして凸凹兄弟は無事に故郷に帰ることができるのか?難しい前提知識はいっさい不要。ソーとロキのかけあいがとにかく愉快で楽しい一冊だ。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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