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ミュージカルの巨匠アンドリュー・ロイド・ウェバー、過去の舞台作品を無料配信開始 ─ 英ナショナルシアターの配信企画も人気集める

https://www.youtube.com/watch?v=OLeErO8nXsc

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を抑えるため、世界中で自主隔離や外出規制が今も続いている。そんな中、『キャッツ』『オペラ座の怪人』などを手掛けるミュージカル界の巨匠アンドリュー・ロイド・ウェバーが、自宅で楽しめるようにと、自身の舞台作品をYouTubeにて無料公開するチャンネル「The Shows Must Go On!」を開設した。

アンドリュー・ロイド・ウェバーによるアナウンス・ビデオ

2020年4月4日(土)午前3時(日本時間)より公開されている第1弾は、旧約聖書『創世記』の「ジョセフの物語」に基づいたミュージカル『ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』(2000年上演)。出演者にはダニー・オズモンド、ジョーン・コリンズ、リチャード・アッテンボローらが参加している。同作を皮切りに、毎週土曜日の午前3時(日本時間)から1作品ずつ公開され、いずれも48時間以内であればいつでも視聴することが可能だ。

翌週4月11日(土)に公開予定の第2弾は、『ジーザス・クライスト・スーパースター』(2012年上演)。キリスト最後の7日間を描いたロックミュージカルだ。出演者にはティム・ミンチン、クリス・モイルズらが名を連ねている。

『ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』はアンドリュー・ロイド・ウェバーとティム・ライスがタッグを組んで1968年に初演された作品で、『ジーザス・クライスト・スーパースター』は続く1970年に初演されたものだ。もしもアンドリューが手掛けた作品を順番に辿っているのだとすれば、次は1975年初演の『天才執事 ジーヴス(原題:Jeeves)』かもしれない。なお同チャンネルで公開される作品はいずれも無料だが、視聴者には「Acting for Others」「Broadway Cares」など慈善団体への寄付を呼びかけていくとのこと。

また、2020年6月30日まで全ての公演を中止しているイギリスの「National Theatre」も、YouTubeで人気公演を毎週無料で公開する企画「National Theatre at Home」を開始している。2020年4月3日~10日(日本時間)には、第1弾として、ジェームズ・コーデン主演『一人の男と二人の主人』が公開され、3日20時の時点で97万回再生を突破したほか、6万ドル以上の寄付が集まっているという。今後、同企画では『ジェーン・エア』『宝島』『十二夜』などの人気作品が順次配信される予定だ。

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Sources: Variety(1, 2

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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