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『シュレック5』待望の続編映画が2019年に公開決定?『ミニオンズ』のプロデューサーを起用か

『シュレック』や『カンフー・パンダ』などを送り出してきたアニメ製作会社、ドリームワークス・アニメーションが大きな転換期にある。NBCユニバーサル社がドリームワークス社を約38億ドルで買収する計画が進んでおり、早ければ8月末にも契約が合意を迎えるというのだ。

ユニバーサル社は1年に2本のドリームワークス作品を公開すると明言している。このたび発表された2019年の作品ラインナップには『シュレック』シリーズの続編が記されていた。

『シュレック』復活、その真意は

『シュレック』シリーズは2001~2010年にかけて4本の長編が製作され、第4作『シュレック フォーエバー』で完結を迎えた。また2011年にはスピンオフ作品『長ぐつをはいたネコ』も製作されている。

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ユニバーサル社は2019年に『シュレック5』を公開する予定だが、これが正統な続編になるのか、事実上のリブート作になるのかは不明だ。『シュレック』はドリームワークスの誇るメガヒット・シリーズだが、残念ながら近年の同社はヒット作に恵まれてこなかった。ドリームワークスが仕切り直しとなるタイミングで『シュレック』の続編を製作・公開し、会社とシリーズを両方“復活”させようという目論みだろうか。

しかしユニバーサル社の計画には、鍵を握るキーパーソンがいるようだ。『怪盗グルー』シリーズや『ミニオンズ』のプロデューサー、クリス・メレダンドリである。

敏腕プロデューサーの起用なるか

クリス・メレダンドリは、ユニバーサルの子会社「イルミネーション・エンターテイメント」で代表者を務める人物だ。ハリウッド・レポーター誌は、ユニバーサル社がドリームワークスをメレダンドリに一任するのではないかと報じている。これはすでに予測の域ではなく、メレダンドリの最新作『ペット』の大ヒットを評価しての動きがあったようだ。

しかしユニバーサル映画のジェフ・シェル会長は「メレダンドリは自分の意志を固めていないと思う」と話しており、メレダンドリがドリームワークスへの参加に積極的でないことを認めている。

メレダンドリがドリームワークスへの参加をためらう理由は、重役職らしくないほど作品の製作に没頭する性格にあるようだ。関係者によれば、自身のオフィスに映像編集ソフトを持ち込むほどの現場志向だという。しかしメレダンドリは現在葛藤しているといい、今の仕事からしばらく離れるべきか、より深めるべきかを思案しているところなのだそうだ。たしかに彼がドリームワークスに携わる場合、製作現場を離れて経営に参加する可能性は高いだろう。

果たして新生ドリームワークスにメレダンドリは参加するのだろうか。仮に参加するとして、『シュレック5』の製作現場にはどこまで関与することになるのか……。『怪盗グルー』や『ミニオンズ』を生んだ才能が『シュレック』を甦らせるとしたら楽しみだが、そうなるかどうかはユニバーサル社の交渉次第というわけだ。

なおユニバーサル社は『シュレック5』のほか、2019年に『シャドウズ(原題)』なるアニメ映画の公開も予定している。こちらは『ホット・ファズ』や『ワールズ・エンド』などを手がけたエドガー・ライトと、コメディアンのデヴィッド・ウォリアムズが監督する作品だ。こちらが気になる人もいるのでは?

source: http://www.hollywoodreporter.com/news/jeffrey-katzenberg-plots-next-act-912484

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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