『デッドプール』原作者のコミック『Shrink』実写映画化へ ─ 主人公はヒーローの精神をケアする医師

マーベル・コミックの人気キャラクター、デッドプールを生み出したロブ・ライフェルドの手がけたコミック『Shrink(原題)』の実写映画化が、米ソニー・ピクチャーズによって進行中だ。米The Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じている。
『Shrink』は2001年にウェブコミックとして発表された。主人公は強く、聡明で直感的な医者のDr.ジェシカ・パワー。複雑な人生を送るスーパーヒーローの精神的ケアを行う人物だ。同コミックを実写化する映画版は、1999年のコメディ映画『アナライズ・ミー』にひねりを加えたような内容になるとのこと。ロブ・ライフェルドの代表的キャラクターを映画化した『デッドプール』シリーズのような作風を目指しているという。
ソニー・ピクチャーズは2000年代前半、『ラブ・アゲイン』(2011)や『フォーカス』(2015)のジョン・クレア&グレン・フィカーラが執筆した脚本を元に、ジェニファー・ロペス主演で本作の映画化を試みたものの、実現することはなかった。米Deadlineによると、本作の映画化権の期限が迫ったことに気づいた『シン・シティ 復讐の女神』(2014)のプロデューサー、アダム・フィールドがソニーに助言したことで、映画化権を延長して企画の実現に向けて動き出す運びになったという。
プロデューサーは、フィールドとライフェルドのほか、『ピーターラビット』(2018)やリブート版『チャーリーズ・エンジェル』のダグ・ベルグラッドが担当する。ライフェルドは自身のInstagramを通じて、「ははは(笑)!いつ発表されるかと思ってましたけど、とうとう来ました!本当に面白くて愉快な作品です!今晩はハンバーガーでも食べますか!」とコメントした。
映画『Shrink(原題)』の公開時期、撮影時期は未定。
Sources: The Hollywood Reporter, Deadline, CBR.com