『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ソニー史上No.1ヒット作に ─ 『007 スカイフォール』超える

マーベル・シネマティック・ユニバース最新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が、数々のスパイダーマン映画を製作・公開してきたソニー・ピクチャーズ史上最大のヒット作になったことがわかった。
米Deadlineによると、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年8月18日(米国時間)に全世界興行収入11億900万ドルを突破。これまでソニー作品の世界興収ランキングで首位に座していた『007 スカイフォール』(2012)の11億856万ドルを抜いて7年ぶりの記録更新となった。なお、同日時点での米国興収は3億7,662万9,545ドル(推定)で、スパイダーマン映画としては『スパイダーマン』(2002)に次いで国内第2位となっている。
“親愛なる隣人”として世界各国で親しまれてきたゆえだろう、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の記録更新に大きく貢献したのは海外での成績だった。同じく8月18日現在、本作の海外興収は7億3,300万ドルに達しており、群を抜いた数字を示しているのは中国の2億500万ドル。その後には韓国(5,900万ドル)、イギリス(4,430万ドル)、メキシコ(3,210万ドル)、ブラジル(2,810万ドル)が並び、世界最速公開を迎えた日本も興収2,800万ドルという海外第6位の大健闘。さらにオーストラリア(2,590万ドル)、フランス(2,530万ドル)、ロシア(2,180万ドル)、ドイツ(1,890万ドル)が続いている。
なおソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオは、現時点で『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に次ぐシリーズ第3作の予定を発表していない。もっとも、これほどの大ヒットを記録している以上、ピーター・パーカー/スパイダーマンの新たな活躍が観られることは間違いないだろう。続報の到着を楽しみに待ちたい。
映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年6月28日(金)より世界最速公開中。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』公式サイト:http://www.spiderman-movie.jp/
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Sources: Deadline(1, 2), Box Office Mojo