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『スパイダーマン:スパイダーバース』トム・ホランドのカメオ出演、カットされていた ─ 「実現しませんでした、残念です」

トム・ホランド
Photo by THE RIVER

次元を超えて複数のスパイダーマンが集結するアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』から、“マーベル・シネマティック・ユニバース版スパイダーマン”であるトム・ホランドの出演シーンがカットされていたことがわかった。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のプロモーションで、英JOEの取材を受けたトムは、自身が『スパイダーバース』に出演するはずだったことを明かしている。

「一時は僕も出るはずでした。もうひとりのピーター・パーカーが出てくる予定だったんです。駅のシーンかなにかで、イースターエッグ(小ネタ)みたいな感じで。後ろを歩いてて、“やあ、どうも(Hey, Kid)”とかって言う。実現しませんでした、残念です。」

なぜ『スパイダーバース』からトムの出番がカットされることになったのか、どの段階でカットが決まったのかはわからない。また、トムが実際にセリフの収録に参加したかどうかも不明だ。もっとも、この話題がトム本人の耳に届いているということは、カメオ出演はかなり具体的に検討されていたとみられる。明かされている出番の量を考えても、脚本段階で削除されたというものではなさそうだ。

『スパイダーバース』では、サム・ライミ版『スパイダーマン』3部作のトビー・マグワイア、『アメイジング・スパイダーマン』2部作のアンドリュー・ガーフィールド、そしてトム・ホランドの3人が共演するというアイデアも一時検討されていたことが判明している。これが実現に至らなかったのは、共同監督・脚本のロドニー・ロスマンいわく「お客さんを混乱させるんじゃないかという不安」があったからだということだ。

ちなみに、トムは『スパイダーバース』を「すっごく良かった、面白かったです。プレッシャーになったくらいで、本当に素晴らしかった」と絶賛。主人公マイルス・モラレスについても「ものすごく良かったですね。いつか、僕たちのユニバースにも登場してくれるのを期待してます。最高だと思います」と語っている。

トムがこう口にするのは、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』では“マルチバース(多元宇宙)”という概念がついに導入されるためだ。新ヒーロー・ミステリオや謎のクリーチャー・エレメンタルズが異次元から登場するとあって、今後は別作品からキャラクターが合流することも可能になるのかもしれない。ちなみに先述のトビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールドが今後登場する可能性を問われた際、トムはやたらとソワソワしていたが…?

トム・ホランド、ソワソワする

映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年6月28日(金)世界最速公開

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』公式サイト:http://www.spiderman-movie.jp/

Source: JOE

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。