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大絶賛『スパイダーマン:スパイダーバース』早くも映画賞で1冠獲得 ― 大手レビューサイトでも高評価

スパイダーマン:スパイダーバース
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『スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』シリーズや『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)とは異なる“新たなスパイダーマン”を描くアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』が、2018年12月15日の米国公開を控え、早くもすさまじい勢いをみせている。

Deadlineなどが報じたところによると、『スパイダーマン:スパイダーバース』は2018年のニューヨーク映画批評家協会賞にて最優秀アニメ賞を受賞。2017年は『リメンバー・ミー』、2016年は『ズートピア』、2015年は『インサイド・ヘッド』と、ここ3年はディズニー作品が栄冠を手にしていたところに入り込んだ形だ。
ちなみにそれ以前、2014年にこの賞に選ばれたのは『LEGO(R) ムービー』。『スパイダーマン:スパイダーバース』で製作総指揮を担当している、フィル・ロード&クリス・ミラーの監督作品である。

『スパイダーマン:スパイダーバース』は、米国で試写が行われるや批評家やジャーナリストから驚くべき支持を獲得。「2018年最高傑作」「スパイダーマン映画史上最高の一本」「アカデミー賞を獲ってほしい」といった絶賛の声がSNS上に溢れた。オスカー前哨戦のひとつともいわれるニューヨーク映画批評家賞を射止めた今、アカデミー賞も決して夢ではないだろう。

また本作は、米国の大手レビューサイト「Rotten Tomatoes」で桁外れの成績をみせている。現在53件のレビューが投稿されているが、そのすべてが好意的評価を示して“100%フレッシュ”を記録(2018年12月3日時点)。今後この数字に変動が生じる可能性はあるが、作品のクオリティはすでに折り紙つきといえる。

なお2018年ニューヨーク映画批評家協会賞では、最優秀作品賞をNetflixオリジナル映画『ROMA/ローマ』(2018年12月14日配信)が受賞。監督を務めた『ゼロ・グラビティ』(2013)のアルフォンソ・キュアロンは最優秀監督賞に選出されている。

『スパイダーマン:スパイダーバース』

革新的なヴィジュアルのアニメーションとともに、フレッシュなスパイダーマン・ユニバースが誕生する!

『スパイダーマン:スパイダーバース』の主人公は、ニューヨーク・ブルックリンの少年マイルス・モラレス。彼が暮らす世界には、スパイダーマンのマスクをかぶることができるのは一人だけではない、無限の可能性が秘められた<スパイダーバース>が存在していた。

スパイダーマン:スパイダーバース

主人公マイルズ・モラレス役は、ドラマ「ゲットダウン」(2016-2017)の新鋭シャメイク・ムーア。グウェン・ステイシー役は『バンブルビー』(2019年3月22日公開)のヘイリー・スタインフェルド、ピーター・パーカー役は『ジュラシック・ワールド』(2015)のジェイク・ジョンソン、スパイダーマン・ノワール役はニコラス・ケイジが演じる。

監督は『リトルプリンス 星の王子さまと私』(2015)脚本のボブ・パーシケッティ、『22ジャンプ・ストリート』(2014)脚本のロドニー・ロスマン、『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』(2012)のピーター・ラムジー。製作総指揮は『LEGO(R) ムービー』(2014)のフィル・ロード&クリス・ミラーが務め、脚本はクリスとロドニーが共同執筆した。

映画『スパイダーマン:スパイダーバース』は2019年3月8日(金)全国ロードショー。

『スパイダーマン:スパイダーバース』公式サイト:http://www.spider-verse.jp/

Sources: Deadline, Rotten Tomatoes

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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