『スパイダーマン:スパイダーバース』続編、いよいよ制作開始 ─ 2022年10月米公開
第91回アカデミー賞長編アニメーション賞受賞、“スパイダーマン映画史上最高傑作”とも評価された『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)の続編映画がいよいよ本格始動した。アニメーターのニック・コンドウ氏がTwitterにて報告している。
First day on the job! pic.twitter.com/qfqcCAi9wF
— Nick Kondo 近藤 (@NickTyson) June 8, 2020
コンドウ氏によると、『スパイダーマン:スパイダーバース』続編は、2020年6月8日(米国時間)に制作初日を迎えた模様。これに先がけては、2020年5月6日に開催された『スパイダーバース』同時視聴イベントにて、製作総指揮のフィル・ロードが水面下で着々と準備を進めていることを明かしていた。なお、コロナ禍を受け、同日時点でハリウッドにおける実写作品の撮影は再開されていない。おそらくアニメーターチームの作業はリモートで行われているものとみられる。
『スパイダーマン:スパイダーバース』の主人公は、ニューヨーク・ブルックリンに暮らす中学生マイルス・モラレス。ひょんなことから力を授かったマイルスは、ピーター・パーカーの死後、時空が歪んだことで異次元からやってきたピーターに出会う。一人前のスパイダーマンになるべく訓練を開始したマイルスは、スパイダー・グウェンやスパイダー・ハム、スパイダーマン・ノワールら、同じく異次元のスパイディと対面。スパイダーマンとしての能力差を目の当たりにしながらも、悪党キングピンの目論みを阻止すべく動き出す。
既報によれば、続編も引き続きマイルス・モラレスの物語になるとのこと。ストーリーの詳細は不明だが、日本のファンにはおなじみ「東映版スパイダーマン」が登場する見込み。前作の製作総指揮を務めたフィル・ロード&クリス・ミラーが続投し、監督は「ヴォルトロン」(2016-)のホアキン・ドス・サントスが担当。脚本は『シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(原題)』のデイヴ・キャラハムが執筆する。CGと手描きアニメーションをブレンドし、コミックがそのまま動くかのような映像表現がさらに洗練されることにも期待大だ。
『スパイダーマン:スパイダーバース』続編映画(タイトル未定)は2022年10月7日に米国公開予定。
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