『スパイダーマン3』トム・ホランドの弟ハリー、出演の決め手とは ─ 兄トムが意外な経緯を明かす

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)版『スパイダーマン』シリーズ第3作『Spider-Man: No Way Home(原題:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム)』には、2人のホランドが出演する。ひとりは、主演を務めるスパイダーマン/ピーター・パーカー役でおなじみトム・ホランド。もうひとりが、トムの弟で知られ、『スパイダーマン』シリーズの製作にも携わったことのあるハリー・ホランドだ。
『ノー・ウェイ・ホーム』ではホランド兄弟のツーショットが見られるかもしれないとあり、これに喜ぶファンも多そうだが、実のところ兄弟共演はいかにして決まったのだろうか。兄トムが、ハリーが出演を決めた意外にもあっさりな経緯を米Colliderにて紹介している。
ハリーが演じるのは「麻薬の売人」という設定のキャラクター。これに、トムは「ハリーはオーディションで『ノー・ウェイ・ホーム』への出演を決めたんですか?」と問われるや、「違うんです」と返答。その経緯を以下に続けている。
「撮影開始から最初の数週間目に、僕の家でバーベキューをしたんです。ワッツさん(監督)もそこにいて、ハリーが彼に“ねえ聞いてくださいよ、ジョン。僕は最初から(シリーズに)参加していたけど、いつ映画に出させてくれるんですか?”って言ったんです。それで、ジョン監督にも、もってこいのアイデアが浮かんで。」
普段はフィルムメーカーとして活動しているハリーは、シリーズ第2作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)で制作クルーの一員として参加。本人が“最初から参加していた”と主張していたのは、第1作『スパイダーマン ホームカミング』(2017)のプレミアイベントに出席するなど、その現場に“参加”していたからだろう。ともあれ、自らの直談判により、ハリーは『スパイダーマン』シリーズへの念願の出演を決めたというわけだ。

ちなみに、トムはハリーが登場するシーンの詳細を話して(しまって)いるが、ネタバレとなってしまうので、本記事では割愛させていただく。公開までのお楽しみに取っておこう。
映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(原題:Spider-Man: No Way Home)』は2021年12月17日に米国公開予定。
Source: Collider