DCドラマ『ヤング・スーパーマン』と『スーパーナチュラル』奇跡のクロスオーバーが構想されていた
『ARROW』、『フラッシュ』、『レジェンド・オブ・トゥモロー』、『スーパーガール』。現在のDCドラマはいずれも圧倒的な好調ぶりを見せており、ここに『ゴッサム』や『Lucifer(原題)』も加わった今こそDCドラマの黄金時代と断言してもいいほどです。
しかし以前にも、DCには大人気の長編ドラマがありました。まだメトロポリスに上京する前、スモールヴィルで暮らしていた頃のクラーク・ケントを描いた『ヤング・スーパーマン』です。シーズン10まで続いて完結した伝説的ドラマですが、実はこの作品に、DCユニバースの枠組みすら越えたクロスオーバーの可能性があったことが明らかになりました。

http://collider.com/best-smallville-episodes-ranked/
『ヤング・スーパーマン』がクロスオーバーするかもしれなかった作品とは『スーパーナチュラル』。ディーン&サム・ウィンチェスター兄弟が超常現象ハンターとして旅をする作品で、こちらも12シーズンという大人気の長編ドラマです(現在も継続中)。
かつて『スーパーナチュラル』でプロダクションアシスタントを務めていたジャクソン・ステュワートは、同作でスーパーマンに関係する多くのエピソードを構想していたと語っています。その中には、スーパーマンを演じた俳優が悲運の死を遂げるという“スーパーマンの呪い”をウィンチェスター兄弟が追うというストーリーもあったようです。そして、そのエピソードには『ヤング・スーパーマン』でクラーク・ケント役を演じたトム・ウェリングが、次なる呪いの標的として出演する予定だったといいます。
しかしこのエピソード。予想以上にメタなネタですし、そもそも“スーパーマンの呪い”は、映画『スーパーマン・リターンズ』にて主演したブランドン・ラウスが、『ARROW』に登場する名ヒーロー、レイ・パーマー/アトム役で高評価を受けたことから否定されたも同然です。もしラウス扮するレイ・パーマーが死よりも辛い事態に直面したとしても、それはドラマの中の出来事なのでノーカウントでしょう。

https://www.scifinow.co.uk/news/legends-of-tomorrow-brandon-routh-talks-atoms-role/
もっとも『スーパーナチュラル』は過去にもメタ要素を含むストーリーを取り扱っており、物語の幅が非常に広いことでも知られています。また、DCコミックスもこれまでにDCユニバース外とのクロスオーバーを数多く仕掛けてきました。グリーンランタンとスター・トレック、グリーンランタンとエイリアン、バットマンとジャッジ・ドレッド、バットマンとミュータント・ニンジャ・タートルズ、フラッシュとスクービー・ドゥー、など……。
もしも将来的に、DCドラマ初となる“ユニバース外とのクロスオーバー”が実現したとして、それがメタなネタにせよ、作品同士のクロスオーバーにせよ、夢のある話です。ひとつでも前例ができればコミック『ブースターゴールド』とドラマ『ドクター・フー』なんてクロスオーバーもありえるかもしれません。
参考url: https://www.comicbookmovie.com/superman_movies/smallville/supernatural-once-came-really-close-to-crossing-over-a147274
Eyexatch Image: http://smallville.wikia.com/wiki/File:Season_10_poster_1.png
& http://www.supernaturalwiki.com/index.php?title=File:Supernatural_S4_Poster_04.jpg?(remixed by THE RIVER)