『スパイダーマン:ホームカミング』ラストの○○は『アベンジャーズ』新作への布石?マニアックすぎるCG製作秘話も


ちなみにジマール氏らトリックスター社のチームは、新スーツがしまわれている格納庫のCGを担当したという。なんて細かい部分を……と思ってしまうが、“神は細部に宿る”という言葉通り、そのデザインには極めてデリケートな作業が施されているようだ。いささかマニアックだが、その裏側を少し聞いてみよう。
「(格納庫は)提供されたコンセプトアートをもとに見た目を作りました。格納庫そのものは私たちが一から作ったんですよ。見せ方のパターンや構造を決めるため、コンセプトアート部は(格納庫が)閉じている状態の外側から描き始めました。そこから簡単な形状を作って、アニメーションという点から内側の見た目を作っていったんです。ですから有効な仕組みで、非常に洗練された“開く”アニメーションを作ることができたと思いますよ。
大切だったのは清潔かつハイテクで、新しいスーツをプレゼンテーションする格納庫だということでした。スタークが考えたものとして登場するべきだったんです。マーベル・スタジオのフィードバックを参考に、内側の構造づくりやCG作業をやり直して、格納庫の見た目を作りました。」
映画のラスト、あのわずかな時間のために大勢のスタッフが力を尽くしているということは、すなわちその全編を考えると……。改めて映画製作の途方もなさを思い知らされるエピソードだ。
映画『スパイダーマン:ホームカミング』は2017年8月11日より全国の映画館にて公開中。
Source:?http://www.artofvfx.com/spider-man-homecoming-dominik-zimmerle-vfx-supervisor-trixter/
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